『訓読みなのに中国語?』

たけ(tk)GGB03124@nifty.ne.jpたけ(tk)のML

2000-09-24(日):【「回る」と「転がる」】
2000-06-16(金):【そだつ(育つ)】
2000-06-11(日):【日本語のHとK】
2000-06-04(日):【こぼす】
2000-05-28(日):【「くび」は「頸」?】
2000-05-28(日):【かは(皮、革)】
2000-05-23(火):【「動く」は中国語?】
2000-05-21(日):【うてな】台、殿、
2000-05-20(土): 『慣用音の不思議』 を分離
2000-05-14(日):【灰】など
2000-05-07(日):【がけ】など
・・・・・・・:ちょびちょび追加。
2000-04-29(土):公開
1999/10/22 :ニフティ(nifty:FNIHONGO/MES/09/1293)で議論開始。

* 表の桁が合わないときには、 ブラウザの固定ピッチフォントのサイズを9(3の倍数)にして見てください。

  縄文語を復元したいというのが遠い目標であります。

  たけ(tk)のイメージといたしましては、最も古い文献上の日本語(古代日
本語としておく)も既に多くの外来語と縄文語との混合言語なのであります。

  とすれば、縄文語の復元とは古代日本語から外来語(原倭人語)を分離す
る事でなければならない。

 たけ(tk)が想定している原倭人、原倭人語というのは、長江文明の頃の長
江を原郷とする航海人で、縄文時代から大陸〜半島〜日本列島の交易を担っ
ていた人々。縄文時代には単なる来訪者として大きな勢力を持っていなかっ
たが、海岸から扇状地・谷間に居住地を持って畑作くらいは行っていたかも
しれない。弥生時代初期に、大陸の水田農耕人の移民を手伝い、彼らととも
に大挙して日本列島に住み着いた人々。

  彼らの言葉は長江文明の時代に長江中国語の影響を受けたもの、もしくは
長江中国語そのものであった。現代の中国語は長江中国語の話者が黄河流域
に移住して北方系の言葉と混合して変化を遂げたもの。原倭人語と現代中国
語の分岐時期は長江文明が滅んだxx年ほど前。

  原倭人語の話者が日本列島に移住した後に、縄文語と混合して倭人語がで
きた。

 「あたり」と思えるものをあげておきます。


【なが】長い、眺める、流れる、投げる、嘆く 岩波古語辞典では次のような単語群が認められている。 ながい 長 1395 diang ◎ 【d→N 借用】? なげる 投 0515 dug ◎ 【d→N 借用】? ながめる 眺 0897 t'og △ 【t→N 借用】? なげく 嘆 0247 t'an △ (たけ(tk)追加) のがす 逃 1314 dog ◎ 【d→N 借用】?  日本語の「な」行は「だ」行の変化だと考えています。魏志倭人伝の推定 音による50音図の復元(妄想編)で次のようになっています。 【推定音の集計】(妄想編) ┌─┬─┬─┬─┬─┬─┬────┬───┬─┬─┬─┐ │*│あ│か│が│さ│た│ざだらな│はぱば│ま│や│わ│ ├─┼─┼─┼─┼─┼─┼────┼───┼─┼─┼─┤ │あ│・│か│・│・│た│ざ・らな│・ぱ・│ま│や│わ│ │い│・│き│ぎ│し│ち│じ・りに│・ぴ・│み│い│ゐ│ │う│・│く│ぐ│・│つ│・づ・・│・ぷ・│む│ゆ│・│ │え│・│・│・│せ│て│ぜで・・│・ぺ・│め│え│ゑ│ │お│・│こ│ご│そ│と│・・ろの│ほ・・│も│よ│お│ └─┴─┴─┴─┴─┴─┴────┴───┴─┴─┴─┘  これらの単語群の「日本語の語根」は「NAG(長い)」です。 これらは中国語からの借用の可能性が高いと思う。理由は、 (1) 日本語の語幹には珍しく濁音が入っている点。 (2) 中国語原音の「-g,-ng」が日本語「-G」に対応している点。 (3) 原音「d-」を日本語「N-」で借用するのは不自然ではない点。 (4) 単語群が中国語の単語群のつくりと似ている点。 (5) 「長い」という抽象的な観念が単語群の中心にある点。 * 「長い」(距離的)、「永い」(時間的)は(直線的に)離れるイメ ージ。「離る(かる、遠ざかる)」、「離れる(はなれる)」という類 義語がある。 * 「眺める」は「長(なが)+目(め)+する」だろう。 * 「嘆く」は「長(なが)+息(いき)」とあったが、「投げ+口(く ち)+する」のほうがしっくり来る。「なが(長)+なく(泣く)」 かな?。「投げ+泣く」かな?。 * 「投げる」には「飛ばす」「放る(ほおる)」「放つ(はなつ)」と いう類義語がある。「放つ(はなつ)」は「離れる(はなれる)」と単 語群を形成している。 岩波古語辞典では「流れ」も単語群に含めているが、保留しておく。 ながれ 流 0739 liog × (韓)NΛRI(p.464)→NAI(流れ、川)、 * 「流す」はあまり「長い」イメージとは合わない。「投ぐ」とは似て いるかもしれない。「投ぐ」は「NAG」語根から直接出たもの。「流す」 「流る」は「NAG+AS」「NAG+AR」。「流れる」は現在では「水」関係の 意味に特化しているが、元々は「逃す」=「解放する」という一般的な 意味だったのかもしれない。そのように考えれば、「なが (1)」単語群 に入れることができる。 * 「流す(NA)」:「逃す(NO)」、「流れる(NA)」:「逃れる(NO)」のイ メージは似ている。母音交替ではないか?。 * 「流す」の原義が「解放する」だとすると、韓語「NARI:流れ、川」 説は成り立たなくなる。ちなみに、アイヌ語では「モム(mom):流れる」 「モムカ(mom-ka):流す」があるが、日本語とは対応していない。韓国 語では「HW-RW-TA:流れる」「HWR-RI-TA:流す」。
たけ(tk)は天の邪鬼なので2音節目の子音を基準に分類しています。 消去法で縄文語を捜す、という視点からは「中国語からの借用が想像でき ないもの」という「×印の単語」が重要ということになりますね。 「これは外れだろう」とか「当たりだろう」とか、「こんなのどお」とか、 「これの語源はあれじゃないの」とかというのがあったら談話室までお願いします。 【判定基準】 【借用法則】 【音韻変化】 【表の見方】 2000-05-14(日) 【**Φ*】 【**K*】 【**G*】 ←ここには多少書いてあります。 【**S*】 【**Z*】 【**T*】 【**D*】 【**N*】 【**H*】 【**P*】 【**B*】 【**M*】 【**Y*】 【**R*】 【**W*】
【判定基準】 感覚的な基準ですが、借用語かどうかの判定に関する規則を定式化してい きたいと思います。 ◎ 音が不安定なものは借用の可能性が高い。 ◎ 似たような意味の語がある場合には、どちらかが借用語である可能性 が高い。(「踊る」は固有語で 「舞う」は外来語、 「転がる」が固有語で 「回る」は外来語)。 ◎ 音の異なる漢字がたくさんある場合には、借用ではない。言葉の意味 の中心が日本語と中国語とでは異なるということ。 ◎ 漢字がたくさんあっても、その漢字の音が似たものばかりである場合 には、借用の可能性が残る。言葉の意味の中心が似ているということ。 中国語が単語家族を形成しているので実質的には一つの語根に対応する ことになる。
【借用法則】 感覚的に集めていますが、それだけでは進歩がないので、借用にあたって の法則みたいなものを捜してみたいと思います。 【語頭子音の借用法則】 【M → ΦM 】 頭に母音がつく。 なぜかたくさんあります。梅、馬が有名どころで、海 (mm∂g)も上古音は 「m」だったらしい(「水」+「毎」なので「m」でも不思議はない)。 うま 馬 mag うみ 海 mm∂g うめ 梅 mu∂g 【D→N対応】 日本語内部の問題としても、D←→N交替は多い。 「一般的な」←→「一般的だ」 「木の物」 ←→「くだもの(果物)」 【D → ΦT】 【うてな】台、殿、
【D → Φ】 【「動く」は中国語?】 【T → N】 【つな、つた、つる】 つな 綱、繋がる つた 蔦、伝わる つら 弦、連なる これらは日本語的には同根ではないだろうか?。 【H → K】 【h^ → Φ 借用】(脱落) 【h^ → G 借用】 【母音の借用法則】 母音については、法則は無いと思っています。truck が「トロッコ」にな ったり、「トラック」になったりしますから・・。 【語尾子音の借用法則】 【ng → G】 【G → G】 【K → G】
【音韻変化】
見る 「m」─┬──────────── 「m」(日) ├ n ─────────── 「n」(ア) └ p ─────────── 「p」(韓)
【日本語のHとK】 アイヌ語で「N」で始まる語の日本語訳の先頭子音と、韓国語で「M」で 始まる語の日本語訳の先頭子音を眺めていました。 アイヌ語で「N」で始まる語の日本語訳を見ると、HもしくはKで始まる 日本語になっているものが非常に多い。 同様に、韓国語で「M」で始まる語の日本語訳を見ても、HもしくはKで 始まる日本語になっているものが非常に多い。 さらに、それらの訳語を見ていると、日本語内部でHで始まる語とKで始 まる語とが単語家族を形成しているとみてよさそうなものも見つかる。 よって、次のような音韻変化が想定できる。 ┌─ n ────「n」(ア) ┌── m ─┴─ m ────「m」(韓) │ ┌ h ────「h」(日) │ ┌ f ─┤ 「p」─┼ p ─┘ └ p ────「p」(喜界島など) └ h ─┐ ┌ h ────「h」(喜界島など) └ kh─┤ └ k ────「k」(日) 『日本語とアイヌ語』p.255 に、日本語のK音が「P→H→K」と変化し てきたという推定がある。 現代日本語ではH音とK音とは、どちらも喉音なので、簡単に通用しそう な感じである。しかし、音訳漢字の時代(6〜8世紀)には、現代語のH行 はP音であったことが分かっている。したがって当時のP音(唇音の破裂音) とK音(喉音の破裂音)とではだいぶ異なっていた。 しかし、現在のカ行(K行)を音訳漢字の時代に遡ってみると、日本語の K音にたいして中国語のH、K音の対応がある。弥生中期にはK音とH音の 中間くらいであったとも考えられる。 これを遡ると、現在のK音が弥生中期にH音(喉音の摩擦音)であった可能性も高い。 さらに、音訳漢字時代のP音がH音に変化したことを考えれば、弥生期の H音(現代語の音韻のK音)がそのもっと以前(縄文期)にP音まで遡ると いうことが理論的には可能である。 つまり、P→H→Kという音韻変化は理論的には可能である。 ただし、同一の言語体系において、 同一の音韻 (原P音)が複数の音韻 (現在のK音、とH音)に別れるというのは不自然である。このような現象 が生じる理由として考えられるのは、 (1)いったん言語共同体が分離して、再度結合した、 (2)母音やアクセントなどの違いから特定の場合にはK音になり、そう でない場合にはH音になった、 と言うような理由が考えられる。 日本列島は縦長であり、南北で方言差が生じてもおかしくない。現代の方 言においても地方によって発音が異なることが多い。それぞれの音韻体系と しては対応関係があるとしても、ニュアンスの違いを伴っている。それらが 再度混合した場合にはニュアンスの違いを発音上の違いとして残すために、 同一の音韻起源の単語が別の音韻として区別されるということはあり得る。 縄文初期末にアカホヤ火山の爆発があり、 南九州に人が住まない時期が あった(沖縄と本土との分離が生じた)、といったことから、(1)いった ん言語社会が分離して、再結合したのではないかと考えてもいいのではない か?。 * 沖縄方言でK音系かH音系かの特徴があらわれる、何てことがあると 面白いのであるが・・。 「P→H系(はむ:食む、はる:遥か、はな:話す)」と 「P→K系(くふ:食う、かる:離る、かた:語る)」 * 「はは(母)」と「かか(母)」。「かか」の起源は「お方様」とさ れているようだ。が・・、不在証明はできていない。 【日:H←→K:日】 アイヌ語 韓国語 H音 K音 他 pas はしる(走る) かける(駆ける) MON-CI: ほこり(埃)、 ごみ(塵)、 ちり、 pana ほこり(埃) こな(粉) newsar MAR はなす(話す) cf. かたる(語る、声) unu MOI-U-TA: はめる(填める)cf. こめる(込める) ni NA-MU cf. は(葉) き(木) nan NAC' cf. ひたい、ほほ かお(顔) つら unu O-MO-NI はは(母) cf. かか(母) nirus OM-NI cf. は(歯) きば(牙) noci NWR-TA ふえる(増える) かさ(量) ます(増す) nimak は(歯) cf. きば(牙) nuye はく(掃く)、 かく(書く、描く) nepki はたらく(働く)cf. かせぐ(稼ぐ) namte ひえる(冷える)cf. こおる(凍る) nipek ひかる(光る) cf. かがやく(輝く)【かぐ1】 noyporo ひたい(額) cf. かお(顔) maka ひらく あける(makke) notakam ほほ(頬) cf. かお(顔) nanke ほる(彫る) けずる(削る) mi cf. はく(履く) きる(着る) nuyna cf. ひそむ(潜む) かくす(隠す) nicitne cf. へとへと くたびれる nokan cf. ほそい(細い) こまかい(細) nisa ほら(洞) から(空) そら(空:nis) (ri) はぐ(剥ぐ) けずる(削る) そる(剃る) MUR-KA はま(浜) きし(岸) 水辺(MUR;水+KA) MA-C'I-TA: はて(果て) きわ(極まる) 終わる。 MA-RW-TA: ひあがる(干) かわく(乾)かれる(涸) MA-TA-HA-TA: はばむ(阻む) こばむ(拒む) MA-WM: ふところ(懐) こころ(心) MAI-SOP-TA: ひどい、 けわしい(険)、するどい、 MAI-TAR-TA: ぶら下げる かける(掛ける) 吊る。 MAK-TA: へだてる(隔てる) きる(仕切る)。 pak MAN-K'WM: 〜ほど、 〜くらい。 MANG-KU-TA: ほろぼす(滅)、 こわす(壊)。←亡(MANG)?。 MOK-TA: はむ(食む)、 くふ(食う)、 たべる MOR-TA: はなれる(離、遥) かる(離) 遠い。 MU-C'UM: ひるむ(怯む)。 こわばる(強ば MUT-TA: ひっつく、 くっつく、 つく(付) MWO-SO-RI: はし(端)、 かど(角)、 MWOM-NI-TA: ふとる(太る)、 こえる(肥える)、ヤ行下2段 MWOR-RAI: ひそかに(密かに)、こっそり、 MWOS: ふち(淵) いけ(池) NAR ひ(日) か(日) apa へ(戸) こ(戸) uni:家 へ(戸) こ(戸) アイヌ語 韓国語 H音 K音 他 nai MUR-A-RAI: かわ(川下)(MUR:水+A-RAI) nu MUR-SSIN: かぐ(嗅ぐ)。 nu MUT-TA: きく(聞く) numa:毛 け(毛) netopa MWOM: からだ(体)、み(身) MAI: 〜から。 MW-RO: 〜から(〜だから、理由)。 MAK-TA: 〜きる(仕切る)・・隔てる。 MA-NWN: 〜けれど、〜だが。 MA-TA: 〜ごと(毎)。 NWOH-TA おく(放置する) MWO-KI: か(蚊) NAI-KOR-TA かかげる(掲げる) NAI-KI かける(賭ける) MUR-RI-TA: かたづける。 MUNG-C'I: かたまり(塊)、束、包み。 MOI-TA: かつぐ(担ぐ)、になう(担う) MWO: かど(角) MUR-TA: かむ(噛む) NO-RANG きいろ(黄色) MOK-TA: きく(効く、利く) MAR-KAH-TA: きよい(清い)、 澄んでいる。 MUT': くが(陸) おか(陸) MWOS: くぎ(釘) MAI-TA: くくる(括る) 縛る、束ね MUR-TA: くさる(腐る)、蒸し暑い。 MWOK: くび(首) MI-C'I-TA: くるう(狂う)。 NAI けむり(煙) MO-RI: こうべ、かしら、頭 MWOK-SWO-RI: こえ(声)。 MANG-UR: こごり(凝り、小さくまるい塊) MAI-CI-TA: こごる(凝る)。 結ぶ MAN-TWR-TA: こしらえる(拵える)。作る。 MAR: こま(駒)、うま(馬)。 MU-RYOP: ころ(頃) MU-SOP-TA: こわい(恐い)、おそれる。 MIR-O〜: ごり(ごり押し)。押し〜。 NAT' ひとつ(一つ) anu おく(置く) nitata かかえる(抱える) noci かさ(嵩、量) niste かたい(固、堅) noka かたち nici くき(茎) mun くさ(草) nipopke くさる(腐る) nit くし(串) nea くだんの(件の)、知p.93。 munin くちる(朽ちる) nise くむ(汲む) nis くも(雲) nesko くるみ(クルミ) numa け(毛) nupur け(霊力) nok こ(卵) nina こねる(捏ねる) アイヌ語 韓国語 H音 K音 他 niki ひだ anun NAM ひと(他人) notak NAR は(刃) MAI: 〜ふり。様子。 MAK: 〜ぶり(久しぶり)。 〜め(例:二日目)。 pak MAN-K'WM: 〜ほど、くらい。 NAR-KAI は(羽) NOI はい(返事) NA-TA はえる(生える) NA-RW-TA はこぶ(運ぶ) MWO-RWO: はす(斜)、 斜めに。 MUR-TA: はらう(払う)、 MUR-RI-TA: はらう(祓う)。 NAR TWR-TA はれ(晴る) MOI-TTU-KI: ばった(蝗虫) MUR-RO〜: ひき〜(引下がる、引伸ばす、引込、引継、引渡) MAT'-TA: ひきうける。 NAC-TA ひくい(低い) MURWP': ひざ(膝)。 MA-RWM: ひし(菱、草の名前) NA-MUR ひたす(浸す) MAI: ひつじ(羊)。 NAT' ひと(人) NAC ひる(昼) NORP-TA ひろい(広い) MO-UI: ふき(蕗) MO-KWM-TA: ふくむ(含む) MAK-I: ふさぐ(塞ぐ)。 MA-TI: ふし(節)。 NARK-TA ふるい(古い) MUK-TA: ふるくなる(古)。 MAN-CI-TA; ふれる(触れる)、 さわる(触) MONG-HA-NI: ぽかんと、ぼんやり、 -na 〜へ una はい(灰) nonno はな(花) nitay はやし(林) nup はら(原) ninpa ひく(引く) nini ひく(曳く) niki ひだ(襞) nin へる(減る) nucak-tek ほがらか(朗らか) nociw ほし(星) nuy ほのお(炎) nuye ほる(彫る) sina しばる(縛る) am〜 ひら〜、ひろい〜 * カカ(カあちゃん)、トト(トおちゃん)。ハハ、チチ。オモ、チチ。 【日:M←→M:韓】 MAI-CI-TA: むすぶ(結ぶ)。(血が)凝る。 MAIN: まる〜。丸裸、 MAT'-KI-TA: まかせる(任せる) MIT': もと(元、下)、した(下)、根元。 MON-CO: まず(先ず)。前もって。 MU-RI: むれ(群れ) MU-RW-TA: もろい(脆い)。 MU-TOP-TA: むしあつい(蒸し暑い)、 MUR: みず(水) * ま行(M)で対応しているものは似すぎている。また、例も少ないの で、弥生期以降の借用だろう。 * 韓国語の「m」には日本語の「n」で対応するものも多い。 −− 以下はゴミです −− 並べる NAR NWR-O-SO-TA 伸ばす NOB NWR-I-TA 這う HAU KI-TA 蝿 HAE P'A-RI 腹 HARA PAI 蛇 HEBI PAIM 畑 HATA PAT' 映える HAE PIC'-NA-TA 剥がす HAG POS-KI-TA 外す HAZ PYON-TU-RI/PPA-CI-TA 鼻 HANA etu K'WO 葉 HA ham IP'
【中国語Dと日本語Nの対応】 中国語Dと日本語Nとの対応。 中国語Nと日本語Nとは対応しないように見える。 D音は縄文末期〜弥生初期(BC.3C前後)というこ とになる。 ぬすむ 盗 0886 dog ○ ぬすむ。 ながら 乍 0027 dzag ◎ 【d→N 借用】? にぎ 熟 0801 dhiok ◎ 【d→N 借用】? にごす 濁 0777 duk ◎ 【d→N 借用】? 【なわ(縄)】 なわ 縄 1020 diag ◎ なう 綯 1007 dog ◎ 陶:1424。noye(ねじる、よじる、ア)。 【なが】長い、眺める、流れる、投げる、嘆く ながい 長 1395 diang ◎ 【d→N 借用】? なげる 投 0515 dug ◎ 【d→N 借用】? のがす 逃 1314 dog ◎ 【d→N 借用】? にる 似 0062 di∂g ぬぐ 脱 1063 ぬらす 濡 0778 niug 漢音:ジュ のむ 呑 0221 t∂n 慣用音:ドン のる 乗 0028 di∂ng のろう 呪 0224 tiog 慣用:ジュ
【表の見方】 タイトル部分 【X*X*】 ◎ 「◎」総当たりが済んでいる。「○」関係ありそうなものは総当たりした。 −− 表の部分は次のようになっています ┌──────────────────────────────────┐ │はい 灰 0784 mu∂g ◎ 「m」は下に「.」あり。無声?。│ ├──────────────────────────────────┤ │読み 字 ページ 上古音 評価 コメント │ └──────────────────────────────────┘ 「読み」と「字」はいいとして、「ページ」の部分の数字は『学研漢和大 字典』のページ数です。 「上古音」というのは『学研漢和大字典』の上古音です。周・秦の時代の 漢字の読み方の推定音です。(p.1)。 どのように推定されたかの説明が、 同字典の p.1564 以下に詳しく書かれています。 ただし、推定音はアルファベットは記述できないような記号も使われてい ますので、ここでは、多少省略して書いてあります。 また、 介音の 「I」 (大文字のアイ)と「i」とは区別せず、すべて「i」で記述しています。こ れは「I」(大文字のアイ)と「l」(小文字のエル)とを見分けるのが困難 だからです。 「評価」の部分では、たけ(tk)の勝手な評価が書いてあります。 ◎:あたってるんじゃないかと思う、 確信度40−99% ○:あたっているかもしれない。 確信度10−40% △:多分はずれだが、可能性は否定できない。確信度 1−10% ×:まず外れでしょう。 確信度 0− 1% 「コメント」にはいろいろ書いてありますが、 「韓語」と言った場合には、『古代朝鮮語と日本語』(金思{火華}、明石 書店)に出てくる朝鮮語の古代語(BC2世紀からAD10世紀までの資料 から推測された言葉)を意味します。それに関連して出てくるページ数は、 同書のページです。 「韓国語」といった場合には、現代韓国語です。ページ数は『ポータブル 日韓・韓日辞典』のページ数です。 「韓語」「韓国語」のアルファベットは、 『たけ(tk)流ハングル変換表』 によって、ハングルを変換したものです。 「アイヌ語」の場合のページ数や表記は『萱野茂のアイヌ語辞典』です。
【**Φ*】 【Φ*Φ*】 おう 負 OP-TA(負う、おんぶする) うお 魚 え 絵 【K*Φ*】 かえる 変 H⇔K対応 かえる 換 K⇔K対応 かえる 帰 K⇔K対応 かえる 還 K⇔K対応 こえる 肥 haru(ア)食べ物、(肥えた)。H⇔K対応 こ 子 po(ア)。【p→h→k】。 こえ 声 0293 thieng (ア)hawe,声、音、言葉、(鳥が)鳴く。 け 怪 き 気 0702 ki∂d (呉)ケ、火の気。気配。 け 魂 1522 h^u∂n
【物の怪、火の気、人の気配】 「け」というのは「たましい(魂)」という意味。 気持ちを奮い立たせる=たま振り。 気持ちを静める=たま鎮め。 という用例を見ると、「たま」の置き換えとして「気持ち」が使われてい ることが分かる。 「気」の呉音は「ケ」である。「火の気」「気配」といった用例から見ると、 アイヌ語の kamui かも知れないな・・。ka(覆い被さる)・・。 −− 【G*Φ*】 【S*Φ*】 せ 背 se(背負う、ア)、setur(背中) 【Z*Φ*】 【T*Φ*】 た 田 0854 den ◎ たい 鯛 1529 tog ◎ たい 度 0419 dag ○ 〜したい。 たいら 汀 0708 t'eg ○ たいら 平 0412 biang × ← 汀(t'eg) たえ 妙 0323 miog △ 少:0373:thiog たえ 栲 0646 kog × 考:1040。楮(こうぞ)の白布。←妙。 たえる 耐 1042 n∂g ○ 慣用:タイ。寸:0369:ts'u∂n たえる 堪 0279 k'∂m ○ 慣用:タン。甚:0850:dhi∂m たえる 勝 0163 thi∂ng ◎ 頑張る、持ちこたえる たえる 絶 0999 dziuat ◎ たおす 倒 0084 tog ◎ たつ 断 0579 duan ○ ち 血 ち 千 ち 乳 ちいさい 小 つ 津 ついえる 潰 ついえる 費 ついで 次 ついに 終 ついに 遂 ついばむ 啄 つえ 杖 て 手 0510 thiog ○ (ア)tek。 と 戸 と(いし) 砥 とう 詰 とう 尋 とう 訊 とう 問 とうげ 峠 0391 とうとい 貴 1225 とうとい 尊 0374 とお 十 0173 とおい 遠 1332 とおす 通 1317 tung とおる 亨 0041 hang とおる 徹 0451 tiat とおる 透 1319 tog 【D*Φ*】 で(る) 出 だいだい 橙 【N*Φ*】 ◎ b:1,d:9,h^:1,i:2,k:2,m:2,n:1,s:1,t:6 ぬう 縫 1015 biung なお 尚 0378 dhiang ○ の 野 1362 diag ○ nup(ア) ぬえ 鵺 1540 diag ○ 夜:0299 なお 猶 0825 diog ○ ね 値 0083 di∂g ○ なおす 治 0721 di∂g ○ に 似 0062 di∂g ○ 古形は「の」 に 瓊 なおす 直 0889 di∂k ○ なう 綯 1007 dog ◎ 陶:1424。noye(ねじる、よじる、ア)。 に 荷 1107 h^ar 古形は「の」 なえ 萎 1111 iuar ね 音 1467 i∂m におい 臭 1077 kjog ね 根 0646 k∂n な 名 0214 mieng re:名(ア) なえ 苗 1099 miog × 【なわ(縄)】 なお 仍 0046 ni∂ng にい 新 0580 sien に 丹 0024 tan ○ もともと「に」。 に 煮 0791 tiag ○ にえ 贄 1265 ti∂p ○ な 菜 1112 ts'∂g ○ ね 子 0338 tsi∂g ○ ね 寝 0366 tsi∂m ○ におい 匂 0166 国字 【H*Φ*】 ふえ 笛 0958 dok × 【ふえ(笛)】 ひ 日 韓:HAI はい 灰 0784 mu∂g ◎ 【灰】 【P*Φ*】 【B*Φ*】 【M*Φ*】 まい 舞 1082 muiag ◎ 他に「おどる」があります。 【Y*Φ*】 ゆう 結 yupu 【R*Φ*】 【W*Φ*】
【ふえ(笛)】 韓国語の「PHI-RI」の語源は中国語の「篳篥」「{咸/角}篥」だという。 「篳篥」は「ひちりき」で漢字変換すれば出てくる。雅楽で使われる笛の こと。岩波大漢和、p.1202(「{咸/角}篥」) には詳しい説明があり、「竹 製で9つの穴がある。日本には奈良時代初期に伝えられた。もと亀茲(新彊 地方にあった国)から伝わった。篳篥ともかく」とある。 p.0970(篳篥)には絵もある。「西域から伝わり、軍隊で使われた、甲高 い音を出す笛。古訓「ヒチリキ」」。 日本語の「ふえ(fuye)」は「吹き枝」か?。韓国語の借用・同源か?。 古語辞典によると 「通常は横笛、 竹製。 角製のものもある」とのこと。 「{咸/角}篥」は角製の笛で、 「篳篥」は竹製ということだろう。 {咸/角} 1202 piet → bi 篳 0970 piet → pi 必 0456 篥 0969 liet → li 栗 0649 日本語の「ひちりき」は白村江のころに中国軍から伝わったものだろう。 古音の「piet liet」を漢音読みすると「ひちりち」となる。「ち」は「き」 の口蓋化音であるとの語源俗解によって「き」になったのだろう。 韓国語の「PHI-RI」はどうだろう?。韓国語の「PHI-RI」は、一般には固 有語と見なされているが、実際には中国語起源と推定されているもの、のひ とつとされる。 現在の中国語の「篳篥」の音「pi-li」とはそっくりだが、古音の 「piet liet」とは異なる。ただし、「PIR- RIR」となればつながる。 日本語の「訓読みなのに中国語」と同様である。では、これらの「韓国語 固有語なのに中国語起源」の語が韓国語に入ってきた時期は、・・韓族の周 代中国語か、扶余族+楽浪郡の言葉か・・?。 しかし、韓国語の 「PHI-RI」は中国語からではなく、 中国語に取り入れ られる前の遊牧民の笛の語から直接入った可能性もある。もしくは、韓族の 固有語が中国語に取り入れられた、という可能性もある。 なぜなら、 中国 語の韓国語の篳篥は外国の特殊な笛、であるのに対して、韓国語の「PHI-RI」 は「ひちりき」のような特殊な笛ではなく、笛一般を表す言葉だからである。 日本語の「ふえ」は韓国語の「PHI-RI」か?。縄文時代の笛は「吹き枝」 か?。縄文時代の笛は竹製か、角製か、土器か、石製か?。縄文時代に竹は あったか?。竹は稲科だというが、プラントオパールはあるのか?。縄文時 代の竹製品は遺物として残りうるのか?。
【ひ、か(日)】 あまり日本語的ではない。 天体としての日:「月と太陽」とはいうが「月と日(ひ)」とは言わない。 「お月様とお日様」は言う。が「お天道様」の方がなじみやすい。 陽光としての日:日差し、日陰、など、よく使う。 期間としての日:「月日(つきひ)」とは言う。 日本語の「ひ」は「ひ(日、陽)が当たる」のように太陽の光の意味で使 われるか、「ひとひ(一日)」のように一日の意味で使われる。ところが、 後者の使われ方の「ひとひ(一日)」は複数になると、「ふつか(二日)」 「みっか(三日)」のように「か」となる。 古語辞典では「太陽をいうのが原義。太陽の出ている明るい時間」とある。 韓国語の「HAI:太陽」と日本語の「ひ:日」 「か:日」との関係は<借 用>であればあり得るかもしれない。 「ひとひ(一日)」の「ひ」と「ふつか(二日)」の「か」が同源だとす ると、音韻法則では説明が難しくなる。しかし、借用法則であれば説明可能 かもしれない。 外国語の「H」音は、音の類似からは 「P」となり、 調音点の類似では 「K」となる。 次のように仮定してみる。 「ひとつ+HAI」 「ふたつ+HAI」 「みつ+HAI」 「よつ+HAI」 で、なぜ、「ひとつ+HAI」では「つ」が脱落し、「ふたつ+HAI」で は「た」が脱落したのかは分からない。しかし、最終的には「ひと(O)+ HAI」、「ふつ(U)+HAI」のように前の母音が異なっている。この、 母音の違いの影響で「ひと+HI」「ふつ+HA」となったのかもしれない。 そこで、閉じた母音の「HI」は「PI」で借用され、開いた母音の「HA」 は「KA」で借用された、というのはどうだろうか?。 * 「ひる(昼)」と「ひ(日)」との関係は?。 * 韓国語の「HAI」との音韻対応というのは難しい。日本語では PI→FI →HI となるはず。 韓国語の「HAI」の古音は「KAI」か?。漢語の例では K → H となってい るが、固有語でも同じ変化か?。 韓国語の「HAI」は「太陽」、「日が射す」は「HAIS MICH」の「HAIS」。 * 「昼間」は「NAC」。 * 「一日」は「HA RU」、二日は「I THWR(両日)」、「HA RU」の「RU」 も漢語「IR(日)」か?。 なお、『朝』p.476 によると、古語も HAI。(ただし A は「、」)。 −− ひとひ ひとり ひとつき ひとたび ひとつ ふつか ふたり ふたつき ふたたび ふたつ みっか みったり みつき みたび みっつ よっか よったり よつき よたび よっつ いつか いつたり いつつき いつたび いつつ むいか むつたり むつき むつたび むっつ なのか ななたり ななつき ななたび ななつ ようか やつたり やつき やつたび やっつ ここのか ? ここのつき ? ここのつ とおか ? とつき ? とお −− ひとひ ふつか みっか よっか いつか ひとり ふたり みったり よったり いつたり ひとつ ふたつ みっつ よっつ いつつ ふとたび ふたたび みたび よたび いつたび ひとつき ふたつき みつき よつき いつつき むいか なのか ようか ここのか とおか むったり ななたり やつたり ? ? むっつ ななつ やっつ ここのつ とお むたび ななたび やつたび ? ? むつき ななつき やつき ? とつき 「ふつか」は「ふたひ」という言い方もありそうな気がする。「ふつか」 は「二日目」であって「1日が2個」ではない、のかもしれない。「むいか」 は「むつか」→「むちか」→「むいか」。「ようか」は「やつか」→「やう か」→「ようか」。「なのか」は「なな+か」だろう。 「ひとり」「ふたり」は「ひとたり」「ふたたり」だろう。 * アイヌ語で「人々」は utar である。ただし、数えるときには sine- n(sinen-na)、tun(tunna)、ren(renna)というように「-n」または「-n- na」をつける。 −− アイヌ語 * アイヌ語ではどちらも cup(チュプ)という。期間としての cup は 月を指す。 * 沖縄語で太陽を「テダ」という。 cup (太陽、月:チュプ)には太陽と月との混同がある。 太陽を言う場合には tokap cup(昼の cup)、月を言 う場合には kunne cup(夜の cup)という。 sine-cup (一月) sine-to (一日) tuto tutko (二日) tutko rerko an kor(二日か三日したら) re to rerko (三日) ine-to ine-rerko(四日) 日本語の「か」にあたるのはアイヌ語では「ko」らしい。よく似ているな。 to-epitta (一日中) to-etanne-cup (一月)
【灰】 2000-05-14(日) 「はい(灰)」という訓読みの中国語からの借用説はいかがでしょうか?。 『呉音では「ケ」。漢音では「カイ」。どおせ、「カイ」の「カ」と「ハ」 が似ているっていう理由だろう。そんなの通らないよ』と思っているでしょ う。大丈夫です、もう一捻りしてあります。 漢和辞典によると中国音の上古音は「mu∂g」で、中古音は「hu∂i」とな っています。「m」には下に「.」 がついた特殊な記号が使われています。 説明によると、上古音の「m」が「m」→ 「無声の m」→「n」→ 「h」と変 わったということです。 呉音「ケ」が成立した時期には「h」になっていたのでしょうか?。 その 前の中国音の「m」+ 「.」というのはどういう音であったんでしょうね?。 「m」であれば「p」音で借用される可能性はあります。 「m」音が「p」音で借用されるためには、中国語の「mu∂g」の「m」が破 裂音「p」に近かったか、日本語に「m」音がなかったか、「まい」という言 葉が既にあったか、であればよいでしょう。 本当のことは分かりませんが、 「まい」という発音をする単語としては 「まい(舞)」とか、「まえ(前)」という言葉が既にあったでしょう。し たがって、それと区別するために「ぱい(灰)」という発音で借用されたと いうことは十分考えられます。 『でも、灰という物体は人類が火を使いはじめたときから存在しているの だから借用する前の言葉はどこへ行ったんだ』って?。そうですねえ。前の 言葉は灰となって消えてしまったんでしょうねぇ。(^^; アイヌ語では「灰:una」なので、元の言葉はこれだったかもしれません。 韓国語の「CAI(灰:ス├│)」は日本語と同様に、 中国語からの借用じ ゃないですかねぇ・・・。 −− PS.大三元さんのページ 『「灰」と una』 発見。2000-05-17(水)。 「ユナ、ヨナ(砂):岩手」「イナ(砂):千葉」「ヨナ (灰):熊本」 「ユニ(灰):奄美、鬼界島」「ユニ(砂)、ユナ (灰):沖縄」などの方 言があるとのこと。( 『日本語とアイヌ語』p.252)。 もちろん、 「ウナ (灰、砂)」関係の地名も見つかっています。 「すな(砂)」は「砂(サ)+うな」かな?。
【**K*】 【Φ*K*】 あか 赤 1267 あか 朱 0625 あかり 明 0594 あき 秋 あく 空 あきる 飽 あきる 厭 いき 行 いき 息 いき 生 いくさ 戦 いくさ 軍 いこい 憩 いけ 池 うく 浮 うける 受 uk(ア) うける 請 うかがう 伺 えき 駅 おか 丘 おか 岡 おか 陸 おかす 侵 おかす 犯 おき 沖 おく 奥 おきる 起 おく 置 おくれる 遅 おくる 送 おくる 贈 おけ 桶 おこす 興 おこす 発 おこたる 怠 おこる 怒 【K*K*】 かけす parkew(ア)。 かかえる 抱 0523 bog × かかげる 掲 0534 k'iad かかり 係 0073 h^er かかる 架 0638 kar ○ かかる 掛 0533 kueg ○ かかわる 関 1405 kuan かかわる 拘 0519 kiug かく 欠 0678 k'iam ○ 【満ち欠け】 かく 書 0612 thiag × かく 掻 0546 sog × 【掻く】 かく 描 0539 miog × かくす 隠 1432 i∂n × かけ 賭 1264 tag × かける 駆 1501 k'iug ○ かこい 囲 0261 h^iu∂r 【G*K*】 がけ 崖 0393 ngeg ◎ 【S*K*】 さかる 離 さける 裂 さく 避 × (ア)sis(esisi,sispa:避く、遠ざかる) そく 退 × そく(退)←さける(避) しかる 叱 しかる 呵 【Z*K*】 【T*K*】 たき 瀧 R_T 対応。 たかい 高 たく 炊 たく 焚 たこ 凧 たこ 蛸 たけ 竹 ちか 親 ちかい 近 ちかい 誓 つかい 使 0069 si∂g ○ 物をつかう、と人を遣わす つかれる とき 時 0600 dhi∂g ○ 【D*K*】 どける 退 × どく←しりぞく←しり(尻)+そく(退) しりぞく 退 1312 t'u∂d × cf.のこる。のく←どく←そく(退) 【N*K*】 ◎ .:1,b:2,d:7,g:1,k:5,m:7(-),n:4,p:1,t:5 なか 中 0021 tiong ○ cf.ま、あいだ、うち、 なか 仲 0056 diong ○ なかま 党 0108 tang なかま 朋 0618 b∂ng なかれ 莫 1110 mag ○ 暮:0607 なかれ 勿 0166 miu∂t △ なかれ 毋 0697 miuag ○ なかれ 罔 1024 miang ○ なく 無 0793 miuag ○ なく 泣 0718 k'i∂p △ なく 鳴 1534 mieg △ なく 啼 0244 deg △ なく 哭 0233 k'uk △ なく 涕 0736 t'er × なこうど 媒 0333 mu∂g × 「なか(仲)」+「ひと」。 にかわ 膠 1069 kiog × 皮や骨を煮詰めて作るもの にきび 皰 0883 p'og ○ にき+皰?。{病-丙+坐}:dzuar。 にきみ ※ 0868 dzuar △ ※={病-丙+坐} にく 肉 1051 niok ◎ 音読みもニク。沖縄語「シシ」p.200。 にくむ 悪 0472 ak △ にくむ 嫉 0334 dziet △ にくむ 疾 0865 dziet △ にくむ 憎 0490 ts∂ng △ ぬか 額 1476 ngak ◎ cf.ひたい。 ぬかす 吐 0211 t'ag △ cf.はく。 ぬか 糠 0980 k'ang △ ぬかる 泥 0722 ner ○ ぬかる 濘 0779 neng ◎ 寧:0367。 ぬく 抜 0516 bat △ b→m→n?。 のく 退 1312 t'u∂d × cf.のこる。のく←どく←そく(退) のける 除 1419 diag ○ のこ 鋸 1381 kiag △ nal(刃、韓)+鋸:kiag?。 のこす 遺 1335 giu∂r △ のこす 残 0691 dzan △ のこす 余 0065 diag △ 【H*K*】 ほこり 埃 (ア)pana、塵、粉塵、ほこり。 はく 吐 0211 t'ag △ cf.ぬかす はかる 計 【P*K*】 【B*K*】 【M*K*】 みこ 巫 (韓)巫女→MU-NYO・・みこ まける 負 1251 biu∂g ○ 【Y*K*】 よこ 横 × cf.避(中心から外す) よける 避 × cf.横(中心から外す) 【R*K*】 【W*K*】 わく 沸 わく 湧 (ア)wakka:水 わけ 王 0832 h^iuang ○ 「h^iuang」は「わけ/わき」になる。
つかい 使 0069 si∂g ○ 物をつかう、と人を遣わす 物を使う、と、人を遣わす、とは、日本語的な中心的な意味から派生した もののようには感じられない。中国語の「使」には「使用」の意味と「使者」 の意味とがあるが、どちらかというと「〜させる」や「使者」の方が中心の ようだ。 日本語の類語には「もちいる(用いる)」がある。「もちいる」は「もつ (持つ)」の変化であろうから、単語家族の一員といえる。
日 ア 韓 疲れる つかれ sinki nicitne CI-C'I-TA 憑かれる つかれ turen TWR-RI-TA 搗く CCI-RW-TA 着く sir-epa
【どく、のく、そく、さける、とおく】 「どく(退く)」は古語辞典にはない。最近の言葉なのか?。 「のく」は「のこる(残る)」で「現在自分の居る場所や、居る予定の場 所から引き下がって、他の人にゆずる」(p.1034)。 「そく」は「せなか(背)」。「相手に背を向けて遠くへ離れる」(p.1034) のく←→どく←→しりぞく←→そく(退)←→とおく さける
【掻く】 「掻く」はアイヌ語で kiki といいます。 「掻く」と kiki は音としては似ていますが、日本語からアイヌ語への借 用かもしれないし、「ki(しらみ)」とか「kikir (虫)」からの言葉かも しれない。 「書く(K)」、「描く(K)」、「掃く(H)」、「彫る(H)」は nuye です。 「kiki:掻く」は孤立して出現していますが、 nuye は日本語の単語群 と同じ発想で単語群を形成しているように思われます。 日本語では「掻く」という、平面(頭、地面)を棒状の物(指、棒)で擦 る/掘る動作が元にあって、そこから「書く(K)」、「描く(K)」、「掛ける」 などに分化したと見るのが自然でしょう。( 『岩波・古語辞典』p.279)。 「掃く(H)」、「彫る(H)」それらがアイヌ語で nuye となっているのも、 なにか相似点があるのではないでしょうか?。 しかし、アイヌ語「n」←→日本語「K,H」というのは音韻対応としては離 れすぎているような気もします。ざっと拾ったところでは、次のようなリス トが出来ました。 参考:【日本語のHとK】 『日本語アイヌ語』p.255 では「p」→「h」→「k」(日)と推定してい る。こんな感じになるか?。 ┌ p ─ m ─ n ──────「n」(ア) │ ┌ m ────── 「m」(日) 「p」─┼ p ──┴── f ──── 「h」(日) └ h ─┐ └ kh ─┬─────「h」(喜界島など) └ k ─── 「k」(日) * 韓国語で KWR:文字(←契)、KWRK-TA:掻く。
【がけ】 2000-05-14(日) 崖 (急な坂)のことを、 アイヌ語で pira といいます。日本語でもピラ 〜ヒラ〜フィラが「崖/急坂」を意味する方言が東北、鹿児島、宮古島・八 重山方言で見られるそうです。また、古語の「よもつヒラ坂」の「ヒラ」も 多分それです。( 『日本語とアイヌ語』片山龍峯、 すずさわ書店、 p.65 参照。古代の韓語で「ピョロ(PYO-RWO:pj∂lo,p.475)」、現代韓国語で「ピ ョラン(PYO-RANG)」です。(韓国語は、たけ(tk)の追加)。 「がけ」という言葉は、「ピラ」に取って代わって使われるようになった 借用語と見てよいのではないでしょうか。
【**G*】 主として、語尾の【ng → G 借用】【g → G 借用】【k → G 借用】とい う視点で集めてあります。 ナ行の対応に中国音の「n-」が見つからず、 そのかわりに「t-/d-」の語 にたくさんの対応が見つかりました。(【d→N 借用】【t → N 借用】)。 NとT/Dは調音点が同じで、鼻に抜けるかどうかの違いだけなので、交替 する可能性があります。【d→N 借用】の場合には、 『日本語の単語の語 頭には濁音が来ない』という一般的傾向から見て、音が変わる必然性があり ます。 しかし、【t → N 借用】の場合にはそのような必然性がないので、 多少疑問があるかもしれません。 −− 【Φ*G*】 ◎ .:1,d:9,h^:1,k:7,ng:5,p:2,s:1,t:2 えぐる 剔 あがなう 贖 1267 diuk あがる 上 0011 dhiang あがる 騰 1507 d∂ng あげる 油 0726 diog ◎ 【揚げ物は上がるか?】 あげる 揚 0544 diang ◎ 【揚げ物は上がるか?】 あげる 揚 0544 diang ◎ 【上げ下げはアイヌ語?】 いぐるみ 弋 0429 di∂k ◎ 呉音:イキ。鳥狩の網。 うごく 動 0162 dung ◎ 【「動く」は中国語?】 おぎ 荻 1110 dek △ あがた 縣 0891 h^uan ○ 呉音:ゲン。県 うがつ 穿 0946 k'iuan △ えぐる 刳 0143 k'uag あがる 挙 0525 kiag おごり 驕 1508 kiog △ うがつ 串 0023 kuan △ えぐる 抉 0513 kuat △ あがなう 購 1265 kug △ いがむ 啀 0235 ngag ○ あご 顎 1476 ngak ○ おごそか 厳 0454 ngiam ○ おがむ 願 1479 ngiuan △ おごる 傲 0093 ngog ○ おごる←ごごる? おぎなう 補 1181 pag △ おがむ 拝 0522 puad × うがい 嗽 0768 sug △ すすぐ。 うごめく 蠢 1165 t'iu∂n × おごり 奢 0318 thiag △ うぐいす 鶯 1540 ueng ○ 鴬。 うぐい 鰄 1528 国字 【K*G*】 ◎ .:4,d:2,g:2,h:6,h^4,k:9,l:2,t:5 かげ 翳 1036 er ei けがす 汚 0708 uag ○ け+よごす(uag) かげ 影 0440 iag △ かげ 蔭 1421 i∂m × 【かげ】 かげろう 陽炎 × 【かぐ1】 くぐる 潜 0773 dzi∂m × cf.もぐる こぐ 漕 0768 dzog × かがり火 炬 0787 giag ◎ 【かぐ1】 かぎ 鍵 1385 gian × ← かぎ:鉤(kug) かぐわし 馨 1498 heng ○ 【p→h→k】 かぐわし 香 1497 hiang ○ かぐ 嗅 0245 hiog ○ かぐ 臭 1077 hiog ○ 【かぐ2】 くぎり 閾 1408 hiu∂k △ cf.かぎる かがやく 輝 1297 hiu∂r × 【かぐ1】 かぎり 限 1417 h^an △ くぐい 鵠 1538 h^ok ○ かぎる 画 0856 h^ueg ○ cf.くぎる.呉音:ヱ、グァ。 こごえる 寒 0363 h^an △ かげ 景 0602 kiag ◎ かご 筐 0959 k'iuang ◎ かがむ 屈 0383 k'iu∂t △ こ+こむ(込)→こごむ(屈) かご 駕 1502 kag ◎ 本来は馬車、なぜか、駕篭 かがみ 鑑 1392 kiam △ ← 鏡(kiang) かがみ 鏡 1389 kiang ◎ 【かぐ1】kiang+み(見) かがやく 光 0104 kuang ○ 【かぐ1】 かぎ 鉤 1372 kug ◎ 鉄製L字棒→鍵釘 かがり火 篝 0968 kug ◎ 鉤:1372と同音 くが 陸 1425 liok × 「りく」の方が一般的 かご 篭 0974 lung × ← かこ:駕(kag) くぎ 釘 1369 teng × ← かぎ:鉤(kug) こぐ 扱 0512 ts'ap × こがす 焦 0792 tsiog × こぐ 楫 0660 tsi∂p tsiEp こごえる 凍 0128 tung × こ+こおる(凍、氷)?。 こがらし 凩 0131 国字 × ← 木+枯らし 【G*G*】 ◎ 【S*G*】 ◎ .:1,b:2,d:4,h^:1,k:3,l:1,m:2,s:6,t:9 さが 性 0464 sieng ◎ さがす 捜 0531 siong ○ 上古音 さがる 下 0006 h^ag × 【上げ下げはアイヌ語?】 さぎ 鷺 1543 lag △ さぐる 探 0538 t'∂m ? さき(指先)+くる(繰る) しがらみ 柵 0640 san △ し(san)+からみ(絡み)? しぎ 鴫 1536 国字 × しぎ 鷸 1542 diuet × {筆-竹}:1050と同音 しぐさ 科 0932 k'uar × しげ 重 1360 diung △ S←→d 対応 しげる 滋 0756 tsi∂g △ S←→ts 対応、上古音 しげる 繁 1014 biuan × しげる 茂 1101 mog × しごく 扱 0512 ts'ap × し+こく(扱) すがた 姿 0329 tsier × すがた 状 0818 dziang △ S←→d 対応 すがめ 眇 0893 miOg × すがる 縋 1014 diu∂r △ S←→d 対応 すぎ 杉 0627 s∂m △ すぎ 椙 0655 国字 × すぎる 過 1325 kuar △ cf.よぎる(過る) すぐれる 俊 0074 tsiu∂n × すぐれる 勝 0163 thi∂ng ○ 俊、優もある。 すぐれる 優 0100 iog × すぐに 直 0889 di∂k ○ すぐに 即 すげ 菅 1111 kuan × すごい 凄 0128 ts'er × せがれ 倅 0081 ts'u∂d × そぎ 枌 0636 biu∂n × 汾:0716と同音 そぐ 削 0146 siOk ◎ けずる。 そぐ 殺 0695 sad × そぐ そぐ 衰 1176 ts'iu∂r× そぐ 【Z*G*】 ◎ 【T*G*】 ◎ d:5,g:3,h^:3,k:7,l:1,m:2,n:1,p:1,t:9,z:1 とげ 刺 0144 ts'ieg ◎ R−T対応 とげ 朿 0625 ts'ieg ◎ R−T対応 とげ 棘 ???? つぐなう 償 0100 dhiang ◎ ←調(dog:つき)なう。 たぐい 疇 0863 diog ◎ とげる 遂 1326 diu∂r ○ (甲乙不明) つき 調 1227 dog ◎ →償う。) たがね 鏨 1389 dzam ○ dzam+かね とぎ 伽 0060 gia × ← 説く? とが 咎 0223 giog × ← 刺(ta'ieg)める つぐむ 噤 0253 gium △ くち+込む/gium。つぼむ。 たがい 互 0038 h^ag × ← 手+交ふ ちがう 違 1331 h^iuar × ← 手+交ふ たがう 違 1331 h^iuar × ← 手+交ふ ちぎり 契 0316 k'ad ○ 指切り。手+契(k'ad)+る?。 とが 科 0932 k'uar △ たがやす 耕 1042 keng × ← 田+返す/肥やす つぐ 継 1001 ker △ つが 樛 0668 kiog × ← 柘(つげ:tiag)糾:0983 つぐ 告 0219 kok △ 付ける?。 たが 箍 0965 kuag △ 韓:t'oi/442。孤 0344。 たぐい 類 1478 liu∂d × ← 疇(diog)? ちがや 茅 1100 mog × つごもり 晦 0601 muOg × ← 月+篭り とぐ 研 0908 ngan × ← 利(とし)?←刀し?。甲。 つがい 番 0862 p'iuan × ← 継ぎ+合い とげ 刺 0144 ta'ieg ◎ つげ 柘 0640 tiag ◎ 上古音 とぐ 砥 0908 tier △ 旨0590と同音 zhi つぐ 注 0722 tiug ○ 上古音。接ぐとは意味が違う?。 つぎ 次 0679 ts'ier △ とがる 尖 0377 tsiam × ← 砥(tier)?。 つぐ 接 0537 tsiap △ つぐみ 鶫 1539 tung ◎ 東0634と同じ音 たぐい 等 0961 t∂ng ◎ つぐ 嗣 0246 zi∂g ○ つが 栂 0642 国字 × ← 柘:tiag。韓:twong-a/428 【D*G*】 ◎ 【N*G*】 ◎ .:3,d:9,h^:3,k:1,l:1,ng:1,t:6 ながい 永 0706 h^iuang × 【なが】 ながい 長 1395 diang ◎ 【なが】 ながえ 轅 1300 h^iuan × ながめる 眺 0897 t'og △ 【なが】 ながら 乍 0027 dzag ◎ 【d→N 借用】? ながれ 流 0739 liog × 【なが】 なぎ 凪 0131 国字 × なぎさ 渚 0757 tiag △ 【t → N 借用】? なぐ 薙 1135 t'er △ なぐさみ 慰 0489 iu∂d × なぐる 殴 0694 ug △ なげく 嘆 0247 t'an △ なげる 投 0515 dug ◎ 【なが】 なごむ 和 0227 h^iar × にがい 苦 1096 k'ag × にがす 逃 1314 dOg ◎ 【なが】 にがな 荼 1110 dag △ 【d→N 借用】? 茶1106 にぎ 熟 0801 dhiok ◎ 【d→N 借用】? にぎやか 賑 1260 ti∂n × にぎり 握 0540 uk △ にごす 濁 0777 duk ◎ 【d→N 借用】? ぬぐ 脱 1063 duat △ ぬぐう 拭 0528 thi∂k △ 【t → N 借用】? ねがう 願 1479 ngiuan △ のがす 逃 1314 dOg ◎ 【なが】 【H*G*】 ◎ b:2,h^:1,k:2,l:3,n:2,p:4,t:6 はがね 鋼 1382 kang △ は(刃)+かね(金) はぎ 萩 1117 ts'iog × 秋:0932 はぎ 脛 1062 h^eng ○ はぐ 矧 0904 thien × 申:0855 はぐ 剥 0151 piuk ◎ (ア)kep:剥ぐ、kap:皮 はぐくむ 哺 0235 bag ○ 口に「ふくむ」 はぐくむ 孚 0341 p'iog ○ 漢和辞典の「はぐくむ」 はげ 禿 0931 t'uk × ← 剥げ はげしい 激 0776 kek △ は+kek+し?。けはし(険し) はげしい 烈 0790 liat × はげむ 励 0159 liad × ← 激:kek? ひがし 東 0634 tung × ? ひがむ 僻 0099 p'iek ◎ ひげ 髭 1517 髪冠は piog ひげ 髯 1516 niam × ← 頬:1474 kap kep+毛 ひげ 鬚 1518 niug × ← 頬:1474 kap kep+毛 ふぐ 鰒 1530 biu∂k ◎ 復:0449と同じ ふご 畚 0859 pu∂n △ 本:0623.わらかご。 ほがらか 朗 0619 lang △ ← 祝ぐ? ほぐ 祝 0920 tiok × ほぐ 祷 0928 tog × ← 韓:p'wl? 【P*G*】 ◎ 【B*G*】 ◎ 【M*G*】 ◎ b:1,d:2,g:1,h^:4,k:2,l:1,m:2,n:2,p:1,s:1,t:5 まが 禍 0926 h^uar × ← 身+枯れ?。moch(mog) まがう 紛 0989 p'iu∂n △ ← 禍う? まがき 樊 0670 biuan △ ← 間+垣 まがき 籬 0975 liar × ← 間+垣。離:1443と同音 まがる 曲 0611 k'iuk △ ← 禍+る? まご 孫 0345 su∂n × ← ま+子? みがく 研 0908 ngan × みがく 琢 0841 tuk × みがく 磨 0915 muar △ みぎ 右 0207 h^iu∂g × みぎり 砌 0908 ts'ed × ← 水+限り みぎわ 渚 0757 tiag × ← 水+際 みぎわ 汀 0708 t'eng × ← 水+際 むぎ 麦 1547 miu∂k ◎ 韓:mil/427。 むぐら 葎 1120 律:。つる草の一種。 むごい 虐 1145 ngi∂k △ むごい 酷 1355 k'ok △ ← 禍+し? むごい 惨 0476 ts'∂m × ← 禍い? めぐみ 恵 0468 h^u∂d △ ← 目+苦 めぐる 廻 0427 h^u∂r △ ← 曲がる?。巻く、回る、くり返す、 めぐる 巡 0399 giu∂n △ ← 曲がる?。kuru1 もがさ 痘 0868 dug △ ← 身+瘡 もぐる 潜 0773 dzi∂m × cf.くぐる 【Y*G*】 ◎ .:2,d:1,l:2,k:2,g:1 やぎ 楊 0662 diang ○ p.1338、古語辞典。yang→やんぎ→やなぎ やぐら 楼 0663 lug △ やぐら 櫓 0677 lag △ 魯:1525 ゆがむ 歪 0688 uai △ も Y←→ua 対応。 よごす 汚 0708 uag ○ 上古音。Y←→ua 対応 ゆげ 汽 0711 k'i∂d △ やぎ 羊 1028 giang △ やがて ※ 1287 国字 × {身應} よぎる 過 1325 kuar △ cf.すぎる(過る) 【R*G*】 ◎ 【W*G*】 ◎ d:1,ng:2 わが 吾 0218 ngag △ わが 我 0503 ngar △ わが 朕 0619 di∂m ×
【ちぎり(契)】 ちぎり 契 0316 k'ad ○ 指切り。手+契(k'ad)+る?。 「ちぎり」の「ち」は「指きり」との関連から見て「手」だろう。また、 「きり」は契約する意味だろう。指や手を切られては困る。 韓国語の「ハングル」の「クル」は「契:k'ad」から来ていると理解され ているらしい。「契」の文字は亀甲文字、ナイフで刻んで文字を書いていた 頃の「文字」を意味するらしい。 韓国語の、周代北京周辺の韓族の半島への移動説にとっては好都合な説で ある。(もっと遡って殷の時代に遡ることになろう)。
【すぐに】 すぐに 直 0889 di∂k ○ すぐに 即 現代口語で「この荷物をチョク(他を経由せずに直接)に送ってくれ」と か「この仕事は急ぎだから、ソク(即時に)とりかかれ」とかいうなあ。 類語の「ただちに」は「正す」「只」などと単語家族を形成している。 「すぐ」の発音を有する単語家族は「過ぎる」「透かす」などの系統であ り、「すぐに(直に)」は孤立している。
【「動く」は中国語?】 「Φ*G*」の単語のうち、 原音が「d」の物をまとめてみたら、次のようになった。 あがなう 贖 1267 diuk あがる 上 0011 dhiang あがる 騰 1507 d∂ng あげる 揚 0544 diang いぐるみ 弋 0429 di∂k うごく 動 0162 dung おぎ 荻 1110 dek * 「あがなう」は合成語だろう。 * 「萩」の訓としては「はぎ(FAGI)」も「をぎ(WOGI)」も万葉集に出て くるので、別系統の類義語。 * 「いくるみ」は清音らしい。「鳥を捉えるために、矢の先に網をつけ て射ること」(古語辞典、p.90)とあるので、「い(射)+くるみ(包 み)」と捉えているのだろう。 中国語の意味も同じようだ。 しかし、 「矢」のような軽いものに網をつけたらまともに飛ばすことはできない のではないか?。 このあいだ、テレビで 3mくらいあるY字型の棒に網を張ったもの を持って、鳥の通過地点で待ち伏せし、鳥が通過する瞬間をめがけて投 げ上げ、鳥をとる猟の映像が流れていた。「矢」を「射る」というイメ ージからはほど遠いもの。Y字型の部分の大きな網なので「包む(くる む)」というイメージではある。「弋:di∂k:呉音:イキ」で「包む」 猟なのではないか?。 さて、抽出したリストを見ると、すべて、語尾子音が「k」か「ng」という のが興味がある。しかも、 母音も「あがる」は「ia」か「∂」、「いぐるみ」 は 「i∂」、 「うごく」は「u」、となっているので母音も対応しているよ うに見える。 「d」→「Φ」(脱落)借用はあり得ること。 「動かす」は謎だった(※1)のでこれですっきりするが、「あがる」も 中国語なのかなあ?。 ※1:家族を形成していない。古語辞典(p.156)では 「ウゴは擬態語」 などとしている。
【過る】 「すぎる(過ぎる)」「よぎる(過る)」の「きる」は「切る」とは別物 のような気がする。「過(kuar)」の「きる」ではなかろうか?。 * じゃ、「す」とか「よ」とかは何か?、と聞かれると困ってしまうが・・。
【かぐ1】 日本語の語根に「かぐ:火、光」というものがあるといわれています。し かし、現代語ではあまりなじみがありません。「輝く」「篝火(かがりび)」 くらいでしょうか?。日本書紀などでは 「カグつち」が火の神様といわれ ています。 かぐや姫も「輝かしい」の意味だという話もあります。 中国語でも「鏡:kiang」 「光: kuang」「炬:giag」 「篝:kug」など の共通イメージとして、「光、火」というイメージがありそうです。これが 「かぐ」という日本語に借用されたのではないでしょうか?。 −− 【日本語のHとK】では 「ひかり(H)」と「かがやく(K)」との対比を述べている。
【かぐ2】 かぐ 臭 1077 hiog ○ かぐ 嗅 0245 hiog ○ かぐわし 馨 1498 heng ○ かぐわし 香 1497 hiang ○ 昔の日本語には「H」音はなかったので、中国語の「H」音は「K」音で 日本語に借用された可能性が高いです。 「かぐ(嗅ぐ)」というのは基本的な動作ではあるのですが、他に「にお う(匂う)」という類似の意味の言葉があります。 「嗅ぐ」には 「においを弁別する」という能動的なニュアンスがあり、 「におう(臭う、匂う)」には受動的なニュアンスがある。「におう」には 名詞形が「匂い」あるが「嗅ぐ」には名詞形がない。
【揚げ物は上がるか?】 「揚げ」と「上げ」とは語形変化は同じ下2段。昔も今も区別はしていな いようだ。しかし、どうも、「熱い油で料理する」ことと「上の方への方向 性」との接点が思いつかない。揚げた後に金網に揚げることから(広辞苑)、 とか、天ぷらなどが揚げ終わりに上がってくる、とか、なんていう通説的な 語源論は、どうにも信じられない。 「揚げる」という調理法は、文化的な動作なのではないだろうか?。鉄製 の薄い鍋があって、大量の油を用意できる環境がないと難しい。したがって、 弥生期に入ってきた動作名ではないだろうか?。 * そもそも、揚げるという調理法が弥生期の日本にあったのかどうか?。 * このあいだ、中華料理店のマスターに、「料理場では『揚げる』こと を何て言っていますか?」と聞いたら、「油」という言葉を使っている みたいだ、とのことだった。 》07945/07952 YRS02673 高木義隆 RE:弥生期に「揚げ」料理は? 》(15) 00/05/10 21:49 07944へのコメント 》弥生時代には、中国でさえ、それほど油っこい料理では 》なかったのではないかと思います。 》漢時代の料理はむしろ日本料理にちかかったらしいと推測されています。 》油を多く使う料理は 唐代の胡食流行によって 》中国にとりいいれられ、平安初期の日本へ流入して、 》「唐菓子」というあげた菓子を生みましたが、 》生産する作物の違いか、あまり一般化しませんでした。 中国語で料理の揚げ物にあたる言葉が見つからない。 あげる 油 0726 diog ◎ 呉音:ユ あげる 揚 0544 diang ◎ 呉音:ヨウ。 「揚」は「易」が太陽が上る意味であり、「揚」にも上方動作の意味しか ない(現代中国語でもその意味しかなさそう、p.350)。 これを揚げ物の意 味に使うのは日本独自の用法らしい。 あげる 炸 0787 tsak (zha:油で揚げる:中国語小辞典、p.376) 「炸」にも「あげる」の訓が付いていたが〔俗〕とある。「炸裂」の意味 であり、漢和辞典では料理関係の熟語は見当たらなかった。しかし、中国語 辞典によると、料理用語で「揚げる」という意味がある。また、料理用語で は2声、炸裂の意味では4声というように意味によって発音が違うらしい。 あげる{蝶-虫+火}0799 dzap 「ゆでる:・・また、油であげる」。 「底の薄い鍋や鉄板で焼くこと」。 {蝶-虫+火}というマイナーな文字に「ゆでる:湯に入れて煮る。また、油 であげる」という意味を見つけた。この語は中国語小辞典では見当たらなか ったが現代音では「炸」と同音(zha の2声)。「炸」の発音は意味によっ て異なるので、料理用語の「炸」は、 あるいは「 {蝶-虫+火}」からの混同 か?。 他に、関連しそうなのは、 いためる 炒 0786 ts'og いためる 爆 0806 pok (現代中国語での意味) やく 煬 0799 diang あぶる、やく。 −− 【中国語からの借用の可能性がなさそうなもの】 なぐ 薙 1135 t'er × 「なぐ(薙ぐ)」「かたな(刀=片ナ)」「なた(鉈)」などの「な」は 韓国語の「nal:刃」「nat:鎌」と同源の言葉とされています(岩波古語辞 典)。「のこ(鋸)」「のみ(鑿)」「おの(斧)」「ちょうな(手斧)」 はどうかな?。 * なた=な+鉈、のこ=な+鋸??。おの=おお+な?。 * 「かんな(鉋)」は?。万葉集で「まカナ持ち」と歌われているらし い。「カナ」では「カン」+「ナ」なのか「カナ(金)」なのか、分か らない。ちなみに、室町時代より前の鉋は今のような木の箱に入ってい るもの(台鉋)ではなく、今で言う「槍鉋」だったらしい(『古代日本 の超技術』志村史夫、講談社、 p.123)。 おそらく、「金属製の刃物」という物体とともに、その名前の一つとして 「な」が弥生初期に韓半島を経由して入ってきたものと思われます。 この「な」がはるか周代の北京周辺で韓族が中国語の 「刀:tog」という 言葉を学んだことに遡る、なんていう空想も可能ですが。少なくとも、弥生 期に中国語から入ってきた言葉ではなさそうです。 かたな 刀 0134 tog やいば 刃 0135 nien かる 刈 0135 ngiad
【こ+xx】 こごえる=こ+こおる →凍える かがむ =こ+こむ(込)→こごむ(屈) などから「こ」の意味を抽出すると、 自分が凍(こお)る→凍(こご)える。 自分自身を込める→こごむ→かがむ(屈む)。 というように「自分自身を/が」という意味的差分があるように思えます。 (ただし、これだけの例からでは結論は危険)。 アイヌ語だと「ku=」は「私」を意味する接頭語です。 (「ko=」なら「それ」)。 * konru:氷。←kor+ru(溶けるもの)。(p.251) * komo:曲げる、折り畳む。komke:曲がる、曲がった。(p.247) −− こもる(籠る) =こ(自分自身を)+もる(守る) こぼれる(零れる)=こ(それ自身として)+もれ(漏れる) ごぞって =こ(自分たちが)+添って こたえる =こ(自分自身が)+耐える こする =こ()+擦る こねる =こ()+練る
【上げ下げはアイヌ語?】 あげる:アイヌ語の「yanke」(p.451、萱野・辞典)が対応していそうです。 さげる:アイヌ語の「sanke」(p.258、萱野・辞典)が対応していそうです。 アイヌ語では「yan」(上)、「san」(下)で「ke」は動詞化語尾ですか らアイヌ語のほうが古い形を残していると考えられます。 ただし、アイヌ語の語源としては対応はありません。「ya」(陸、上る)、 「san」(水が出る、流れる、水が下る)です。「ya(陸)」の対語は「rep (沖。礼文島のrep)」が一般的でしょう。 しかし、海岸、 川岸という場面では水(舟)から陸へ揚げる(yanke)、陸 から水へ舟を出す(sanke)というように対立的に使います。 2000-05-18(木):『日本語とアイヌ語』p.211 に書いてありました。(^^; −− あげる 揚 0544 diang ◎ 呉音:ヨウ。 「揚:diang」は呉音で「ヨウ」なので「ヤング」+「得る」で「やげる」 →「あげる」という可能性はあるな。「揚」の反対は「収」(thiog)か?。 これなら、「呉音:ス」なので「さげる」になるな。国旗掲揚.vs.収容。 「さげる」の訓を持つ漢字には「提:0534:deg」があるが、これは、 手 に荷物をぶら下げるという特殊なイメージが強い。これの反対のイメージな ら、「掲げる(かかげる)」か「担ぐ(かつぐ)」だろうな。 → 【「動く」は中国語?】では「あげる」も中国語?。
【かげ:影、陰】 かげ:アイヌ語だと「kur(影)」です。日本語の「黒、 暗い」などには 対応していそうですが、「影」はどおですかねぇ?。kun+ke というような のが見つかるといいのだが・・。 * アイヌ語で「黒、暗い、夜」は kunne。 「け」(霊的なもの)が付加したのかな?。 韓国語で KW-RIM-CA、KW-NWR
【**S*】 【Φ*S*】 ◎ .:9、b:1、d:12、g:2、h:1、h^:4、k:8、l:3、m:3、ng:2、n:2、s:4、t:11 ※ 「.:」が9個もあるのは初めて。対応があるとしか思えない。 ※ 「d,t,s」は「S」になりうる。 あさ 朝 0620 tiog ○ A-CHIM、nis:空、nisat:朝、nisatta:明日 あさ 麻 1548 mag × SAM。 あさい 浅 0732 tsian ○ YOTH-TA。 あさり 蜊 1156 lied △ =利。:0141 あさる 漁 0767 ngiag × 【あさる(漁る)】 いさる 漁 0767 ngiag × 魚を捕る。 あさる 猟 0824 liap × 【あさる(漁る)】 あし 足 1273 tsiuk ○ あしらう 待 0444 d∂g ○ あせ 汗 0708 h^an × あせる 焦 0792 tsiog ○ あせる 褪 1186 t'u∂n ○ あそぶ 遊 0760 diog ○ いさお 功 0157 kung × いさお 勲 0165 h^iu∂n × いさぎよい潔 0772 kat × いささか 些 0039 siag ○ いささか 聊 1045 log × いさむ 勇 0161 diung ○ いさめる 諌 1230 klan × いし 石 0906 dhiak ○ いしずえ 礎 0916 taiag ○ 「石+据え」か?。 いそ 磯 0915 ki∂r × =機:0671 いそぐ 急 0463 ki∂p × いそぐ 忙 0458 mag × うさ 憂 0491 iog △ うさぎ 兎 0107 tag ○ うし 丑 0015 tiog ○ うし 牛 0812 ngiog × うしお 潮 0774 diog ○ うしなう 失 0312 thiet ○ us(ア) うしなう 喪 0244 sang ○ うしろ 後 0443 h^ug × うす 碓 0911 tu∂r ○ うす 臼 1078 giog × うすい 薄 1135 bak × うせる 逸 1322 diet ○ うそ 嘘 0251 hiag × えさ 餌 1490 ni∂g × おさ 長 1395 diang ○ 「治めるひと/抑えるひと」でしょう。 おさえる 圧 0267 ap △ おさえる 抑 0518 i∂k △ おさえる 扼 0518 ek △ おさない 稚 0938 dier ○ おさない 幼 0415 iog △ 「憂さなし」か おさめる 治 0721 di∂g ○ おさめる 収 0196 thiog ○ おさめる 修 0082 siog ○ おさめる 納 0989 n∂p × おし 唖 0235 ag △ おしい 惜 0477 siek ○ おしえ 教 0567 kiog × おしどり 鴛 1535 iuan △ おす 押 0518 ap △ 「〜す」 おす 牡 0813 mog × おす 食 1486 di∂k ○ 「じき」 おす 雄 1437 h^iu∂ng× おそい 襲 1189 di∂p ○ おそい 遅 1327 dier ○ おそれる 畏 0857 iu∂r △ おそれる 怯 0463 kiap × おそれる 恐 0468 kiung × おそれる 懼 0500 giuag × 【K*S*】 かせぐ 稼 0940 kag △ かさ(嵩)+ぐ?。POR-I→「ぼる」?。 かしぐ 傾 かす 粕 かす 糟 かす 貸 かさ 傘 きし 岸 けす 消 「きえ(消え)+さす」 こす 漉 こす 濾 くそ 糞 くせ 癖 くさる 腐 ←くたる←くちる くし 串 0023 kuan △ 韓語:KOT-C'I(p.425)、kus:通る(ア) くし 櫛 こす 越 【G*S*】 【S*S*】 させる 使 0069 si∂g ◎ させる。〜しむ。物をつかう、と人を遣わす すすぐ 嗽 0768 sug すすぐ。 【Z*S*】 【T*S*】 たす 足 【D*S*】 【N*S*】 ぬすむ 盗 0886 dog ○ ぬすむ。 ぬし 主 0024 tiug △ 御主:ngiag-tiug。「〜のウシ(主人)」p.1021 【H*S*】 はし 箸 pasuy(ア) はしる 走 pas(ア) 【P*S*】 【B*S*】 【M*S*】 むし 虫 (ア)mus:蝿 むせる 咽 (ア)musis:むせる 【Y*S*】 よし 由 ◎ よそ 他 やしなう 養子 【R*S*】 【W*S*】
【あさる(漁る)】 2000-08-06(日) 「食べ物や恋の相手を探し回る」「あちこち、つつき回すようにして物を 捜す」 「あたり(当たり)」→「あさり」か?。「辺りを当たってみる」?。 「あさく(浅く)」+「当たる」か?。ここら辺が、意味的には、ありそ うな気がするな。 いさる(漁り火)という言葉もある。 「い(それ、魚)」+「とり(採る)」→「いとり」→「いさり」→「あ さり」か?。意味が違う気がする。漢字は同じなんだが・・。「いお(魚)」 は中国語だろうから「い(それ)」の方が良い。 韓国語やアイヌ語ではぴったりの言葉はない。

召し上がる、食べる、食う、はむ。めし(飯)。 「召し上がる」が一般的な尊敬動作からの変化。 「食べる」も「賜う」からの変化らしい。 「食う」と「はむ」は「噛む」や「歯」と関係のある、 物理的な動作か らきているのだろう。 (K←→H)。 アイヌ語では e ipe camse camse:もぐもぐする。もぐもぐと食べる、噛む。 kuy 噛む kupa 噛む 「ipe」は合成語くさい。 「camse」は擬態語らしく、 萱野にはあるが、 田村にはない。 中川では 「擬声語。チャムチャムと音を立てる。舌鼓を打つ」とあった。 「e」は「えさ(餌)」につながる。 沖縄語で kamuN 食べる http://village.infoweb.ne.jp/~rosetta/wissenshaft/amerind_3.htm によると アメリンド(アメリカインディアンの語族のうち日本語と似ている語族)で  k'am
おもろ640で「他国(よこくに)」というのがあった。 「S←→K」という 交替はあるのか?。「OSU←→OKU、押す、置く」「ASU←→AKU、明日、明け」 「KOSU←→KOKU、濾す、扱く」「足す←→焚く」「盗む←→抜く」「伏す← →拭く」「回す←→巻く」「蒸す←→剥く」というのは確かに似ている。
越す(KOS)、越える(KOY)。濾す、蹴る。よこす。 ka,kas:〜の上、上辺、kasre:穴などが浅い(川が渡れる)、kasuy:渡る。 KOR(濾す、p.424)→KO-RW-TA(濾す)。 KON-NO-TA(渡る、越える、横切る)。KON-NO(向こう側)。KOT' (おも て、うわべ) まず、日本語の語幹は「KOY」だろうな。(こゆ)。「越す」は「KOY+S」 ということになる。 しかし、KO+S/KO+R の KOR が緩んで KOY になった可能性もある。 KOR では「来る」との区別もつきにくい。そう考えると、語根は「KO」だけにな る。 「越す」「越える」の「KO」は甲音だな。珍しい。(とはいっても、「肥 える」の「KO」も甲音なので、単語弁別機能はない)。 「甲音だから借用語」?。
【**Z*】 【Φ*Z*】 あざ 字 0340 dzi∂g ○ 元服の時につける別名 あざな 字 0340 dzi∂g ○ 元服の時につける別名 あざける 嘲 0252 tog あざむく 欺 0681 ki∂g あざむく 詐 1210 tsag あざなう 糾 0983 kiog あざ 痣 0868 =志 あざやか 鮮 1527 sian あざみ 薊 1133 =計 あじ 鯵 1531 sog =騒 あじ 味 0226 miu∂d (韓)MAS:味(あじ)・MAS-OPS-TA(まずい) あずかる 預 1472 diag ○ あずかる 与 0015 h^iag あずさ 梓 0650 tsi∂g あずま 東 0634 tung あぜ 畦 あぜ 町 0856 teng あぜ 畔 0858 buan いずくに 安 0347 an いずくんぞ悪 0472 ak いずくんぞ焉 0790 ian いずこ 何 0060 h^ar いずみ 泉 0720 dziuan ◎ うじ 氏 0701 dhieg ◎ うじ 蛆 1151 tsiag うず 渦 0754 kuar うずく 疼 0866 dong うずくまる踞 1279 kiag うずくまる蹲 1284 dzu∂n うずたかい堆 0278 tu∂r うずめる 埋 0275 mi∂g うずら 鶉 1539 dhiu∂n おじける 怯 0463 kiap おじける 怖 【K*Z*】 かぜ 風 かざす 翳 かじ 舵梶楫柁 かず 数 きず 傷 くず 屑葛 かじる 囓 (韓)KARK:囓る、p.450。cf.かむ(噛む) けずる 削 0146 siOk × (ア)kew-re:削る、kep:剥ぐ。ke:(イナウを)削る。 【G*Z*】 【S*Z*】 さじ 匙 【Z*Z*】 【T*Z*】 【D*Z*】 【N*Z*】 【H*Z*】 はじ 恥 【P*Z*】 【B*Z*】 【M*Z*】 まずい × (韓)MAS-OPS-TA(まずい、MAS:味+OPS:否定) まぜる 混 みず 水 【Y*Z*】 【R*Z*】 【W*Z*】
【**T*】 【Φ*T*】 おと 弟 あたま 頭 (ア)sapa おとろえ 衰 おと 弟 おと。.vs.妹(いも)。 うてな 殿 0696 duen ○ 語調の「う←ん」+duen+語調の「あ」。 うてな 台 0206 d∂g △ いたづら 徒 いたづら 戯 【K*T*】 かた 方 H⇔K対応 かた 型 かた 潟 かた 片 H⇔K対応 かた 肩 かた 形 こと 言 こと 事 かつ 勝 0163 thi∂ng × 朕+力。朕: かつ 克 0106 k'∂k △ かたち 形 0438 h^neg △ kat(姿、様子、ア) くちる 朽 0625 hiog △ くちる 腐 1065 biug × H⇔K対応 くち 口 0199 kug △ cf.め:目(889:muk)、kut(p.216、kuttar:中空の茎、kuttom:喉、ア) かて 糧 きた 北 H⇔K対応 くた 疲 H⇔K対応 けた 桁 けつ 尻 【G*T*】 【S*T*】 した 舌 1081 diat ◎ ジアタ→シアタ→シタ。べろ 【Z*T*】 【T*T*】 たたく 叩 tat(ア) たとえ 例 R_T 対応。 たつ 立 R_T 対応。 たつ 龍 R_T 対応。 【D*T*】 【N*T*】 【H*T*】 ひたい 額 1476 ngak ◎ cf.ぬか ふち 潭 0774 d∂m △ .vs.瀬:0781:lad ふち 淵 0743 uan × 縁とは意味が反対。(韓)MOT,475。(ア)moy:淵、raw:底、深い、puy:穴、putu:川口。 ふち 縁 淵とは意味が反対。(ア)piskan:縁、pis:浜。 ほと 陰部 × (ア)ho/po-apa。 ふところ 懐 【P*T*】 【B*T*】 べた 地 【M*T*】 まち 町 0856 teng △ みつ 光 (韓)MICH、日の光(HAIS MICH) むち 鞭 1463 pian (韓)MAI(むち) むち 撻 1464 (韓)MAI(むち) まとひ 纏 1021 dian × ←まく(巻く) みちる 満 0759 muan ○ 【満ち欠け】 【Y*T*】 【R*T*】 【W*T*】 わた 海 (朝)PATA
【こと】 こと+放つ もの+語る
【むち】 中国語を見ると、革系の鞭と竹系の笞、木系の杖とがある。 韓国語の
【まち(町)】 商店、商店街を意味する「まち(町)」は「待ち屋」から来た語であろう。 沖縄語でもアイヌ語でも「まちや」で借用されている。 問題は、書紀で「御窟院(みむろのまち)」とか書かれている「まち」。 これは田圃や市街地や宮殿を区切った一区画を表すらしい。
「あたま」。 アイヌ語で「sapanum」=「sapa:頭、かしら」+「num:粒、つぶ」とい う。(田村、607)。「あたま」の「たま」は「つぶ」だろう。
兄(え)、弟(おと) 韓国語説が有力みたいだ。 「えひめ」「おとひめ」の「え」「おと」 韓語で「O:年長者」「AZA:弟」。p.460。「O:┤」は元の読みは「e」。 兄(0103:hiuang)、弟(0432:der)。 ・・これから直接 「hiuang→あに」 「der→おと」もありそうだな。
【べた(地べた)】 語源大字典、p.121 に「地面」を意味する方言として、次のものがあると いう。 古語の ミザ (確認できず) 沖縄の ミタ、ンジャ 多良間の ミザ 八丈島の ミザ 佐渡の ミザ 信州北部のツチミザ 鹿児島の ムダ(湿地) −− アイヌ語 nitat(湿地、谷地) −− 湿地がもとだとすると、「べたつく」にもつながる。
【わた(海)】 わた 海 (朝)PATA 「わた(海)」というのは韓語からの借用でしょう。 韓語:P→W:日本語という借用規則は成り立つか?。
【勝ち負け】 2000-06-03(土) アイヌ語では次のとおり。 kattaro:勝つ kat:姿。katu:顔。katu-kar:惑わす。 maketaro:負ける mak:奥、makoraye:引っ込む。 あまりに似すぎているので、日本語→アイヌ語の借用のような気もする。 また、アイヌ語的な造語法ではないような気もする。 しかし、アイヌ語で「勝ち/負け」はこの語しかない。借用だとすると借 用以前の言葉が分からない。また、勝ったほうが顔になり、負けたほうが奥 に引っ込むというのは、意味としては繋がりそうでもある。 また、日本語の「勝ち/負け」の単語家族も見当たらない。かたき(敵)、 片づける、まが(曲がる、禍)、まく(巻く)、まかる(罷る)、くらいが 似ているが・・。 * 『朝』ではそれらしき語は書いていない。I-KI-TA:勝つ、CI-TA:負ける。 中国語では、 かつ 克 0106 k'∂k △ 「克:k'∂k」+「す」→「かつ」 まける 負 1251 biu∂g ○ 「負:biu∂g」→「むあく」→「まける」 も、あり得ないわけでは無い。かな?。
【うてな】台、殿、2000-05-21(日) 「うてな」というのは高殿または御殿のことだそうです。「台」と書いて 「うてな」と読んでいますが、「うてな」は高「殿」、御「殿」です。 うてな 殿 0696 duen ○ 語調の「う←ん」+duen+語調の「あ」。 「殿」の上古音は「duen」です。大昔の日本人は語頭の濁音「d-」を発音で きませんでした。「d-」を発音するためには 「nt-」としなければなりませ んでした。 ところが、 語頭の 「n-」ももちろん発音できませんから、 「unt-」となります。 さらに、 途中の 「n」は省略されることが多いので 「ut-」となったはずです。 * 「うんてな」という発音をしていたが、仮名の表記上「うてな」にな った可能性もある。 中国人たちが「これが duen だ」とか「諸君、 duen を作ってくれたまえ」 とか言ったのを 「untuena」と聞いて、「うてな」と呼ぶようになったに違 いありません。 * 「殿:duen」は「との」という形でも借用されたと考えていますが、 英語の「truck」が「トロッコ」になったり 「トラック」になったりす るのと同じで、複数の形の借用語になることは、あり得ないことではあ りません。 d → *n*t
【くた】朽ちる、くたびれる、降ち(くたち) 【くさ】腐る、臭い、クソ、癖、 【くだ】崩れる、砕く、下す・降す(くだし)、屑、 「朽ちる」という言葉には「時の経過によってものの盛りが過ぎ、本質的 な部分が姓名を失って機能を果たさなくなる」という意味があります。(古 語辞典)。 アイヌ語で kuta は「剥がれる。(入っている水を)空ける、流す、こぼ す。捨てる」という意味らしいので、意味的に日本語の「こぼす」とよく似 ている。 「元気」が kuta るのが、「くたびれる」。 「まとまり」が kuta るのが、「くずれる」。
【満ち欠け】 満ちる:muan、欠ける:k'iam 「欠ける」というのは「掛ける」が「掻く」から来たのとは別系統の言葉 のようです。対語として、満ち・欠けとなるようです。 参考:【掻く】 先頭母音の対応しかありませんが、中国語からの借用語の候補としておき ます。
【やつ】(谷・低地) yaci:アイヌ語。YAT':韓語(p.473)。
【むつ】(陸奥、陸) MUT':韓国語。陸奥の国(むつのくに)→みちのく→道の奥の国。語源的 にミチの奥でも良いが、なんで「みち」が「陸」なのか?。ミチがムツにな るというのは、単なる東北訛りなのか?。
【**D*】 【Φ*D*】 おどる 踊 1278 おどらす 躍 1285 おどす 脅 1060 おどる 恫 0471 おどろく 驚 1509 おだやか 穏 0941 おだやか 妥 0323 あだ 仇 あざむく 欺 あじ 味 あじ 鯵 【K*D*】 かど 角 くだく 砕 くだ 管 kut(kuttar:中空の茎、kuttom:喉、ア) くづ 屑 くづす 崩 くだる 降 くだる 下 0006 h^ag × 【くた】 くだもの 果 くなもの(木の物)?。 【G*D*】 【S*D*】 すぢる すぢ 筋 (韓)CUR-KI:筋、古語辞典。 そだつ 育 (韓)CA-RA-TA:育つ。cf.はぐくむ 【Z*D*】 【T*D*】 ただ 只 ただ 唯 ただす 正 ただす 質 ただす 糾 ただす 糺 ただち 直 0889 di∂k ○ ただよう 漂 ただし 但 【D*D*】 【N*D*】 【H*D*】 ふで 筆 0962 pi∂t ◎ (韓)PUT,p.421←筆 ひだり 左 (ア)harki 【P*D*】 【B*D*】 【M*D*】 もぢる 【Y*D*】 よぢる 【R*D*】 【W*D*】
yoshimoto 先生からの情報 一般的には、漢字起源の語という認識が無いけれど、実は漢字起源の語とし て推定されているものが、かなりあります。 例えば、私のHPの「乱れ撃ち語学講座」にある「ススン」(師僧)などが そうです。他にも、「テョル>チョル」(寺)や「プッ」(筆)などがあり ます。 古語辞典には「文+手」とあるが、「筆」という物体が(日本で発明され たものではなく)ある時期に渡来したとすれば、そのときの元の名前が語源 になる、と原則として想定すべき。
【そだつ(育つ)】 2000-06-16(金) yoshimoto@chance さんへの回答です。 》 「チャラダ」と「そだつ」の間に音韻対応が成り立つでしょうか。 》 こういう単語まで対応していると認めれば、母音も子音も自由な変化・対 》応を認めることになり、「何でもあり」という無謀なこじ付けに陥ってしま 》う危険性があります。 》 もう少し慎重に検討する必要がありそうです。 後で調べたことですが、一応次のようなコジツケも可能ではないかと思い ます。 堀井命以『語源大辞典』p.142 には「そだてる (育てる)」は 「すぢ( 筋)」と同系の語であろう、とある。 岩波古語辞典p.716で「すぢ(筋)」を見ると、「朝鮮語のt∫ul(筋)と 同源」とある。(韓国語辞典では CUR-KI:筋)。 ここで岩波古語辞典の著者(大野晋さん?)は日本語のSと韓国語のCと の対応、日本語のDと韓国語のRとの対応を認めていることになる。したが って、「そだて(育て、SODATE)」と「CA-RA-TA」との対応もあり得るであ ろう。 堀井命以さんが「同系」としている点に注目すると、韓国語で 「CA-RA-TA:育つ、(枝が)伸びる」と 「CUR:綱・縄などの総称。線、線状」や 「CUR-KI:(木の)幹。(水などの)流れ、 筋」 というのは、「CA-RA-TA:育つ」の原義が「(枝が)伸びる」であっとする と、「CUR」には縄や幹という線状のイメージがあるので、同系という可能 性は高い。 しかし、日本語で考えると 「そだて」の語の中心の意味は「 (枝が)伸 びる」ではないので、「すぢ」との関連が不明になっている。 日本語の「そだて」も「すぢ」も、日本語としての単語家族を有している ようには見えない。 また、どちらも音訳漢字の時代の文献には見当たらないようである。(岩 波古語辞典にアルファベット表示が無い)。 したがって、奈良時代以降に韓語から借用されたものと考えるのが合理的 ではなかろうか?。 −− ただし・・、それとは全く別の話になるのですが・・、 韓国語の 「CA-RA- TA:育つ、(枝が)伸びる」、 「CUR:綱・縄などの総称。線、線状」は、 日本語の 「つな 綱、 繋がる」 「つた 蔦、 伝わる」 「つる 蔓、弦、連なる」 アイヌ語の 「tus:綱、紐」 「tura:連れる」 「tuk:(草が)伸びる、 育つ」 →「sukup:成長する、育つ、若い」←→「sukus:日光」 に繋がるのではないか、と、たけ(tk)は考えている。 こちらのほうは「縄文語」からの別れであろうと想定しているものである から、音韻対応を検討する必要がある、と思っている。 共通の祖語から分かれた語の音韻対応と、借用語の元の言語での発音と借 用した言語での発音の対応(借用規則)とを区別して考える必要があると思 っています。 −− 以下はゴミもしくは資料です。 「そだち(育ち)」を岩波古語辞典で見ると、用例は「平家」とか「平治」 とかあり、また、上代仮名のアルファベットも無いので、比較的新しい言葉 のようである。 「すぢ(筋)」も、用語例は「竹取」「源氏」であり、アルファベットも 無いので平安初期の文献が初見ということだろう。 古語辞典p.716で「すぢ(筋)」を見ると、「朝鮮語のt∫ul(筋)と同源」 とある。(韓国語辞典では CUR-KI:筋)。 韓国語辞典で見ると次のとおり。 CUR: (1)綱・縄などの総称、(2)線、線状、(3)列、行列、 (4)年の大体の範囲、例:30代、(5)野菜などを一筋に 編んだ束。 CUR-KI: (6)(木の)幹、(7) (水などの)流れ、 筋、 (8) (山の)分かれた部分、山脈、(9)(にわか雨の)一降り。 CA-RA-TA: (10)育つ、(枝が)伸びる。 これを見ると、 (A)韓国語には「筋肉の筋」という意味はない。(※1) (B)日本語の「つる(弦)」「つらなる(連なる)」と同根のように思 われる。これはアイヌ語の「tus:綱、紐」「tura:連れる」「tuk:(草が) 伸びる、育つ」にも繋がる。しかし、T音で対応していたはずの語が「S」 でも対応するというのは、疑問が残る。 (C)植物が線状に伸びる、というイメージから「CA-RA-TA:育つ」に繋 がりそうである。 (D)《枝分かれ》というイメージ(6、8)でも植物の成長に繋がりそ うである。 ※1:岩波古語辞典の解説では、日本語の「すぢ」につき「筋肉の中の強 い繊維」が元の意味で、そこから転じたものという説明になってい る。が、筋肉の筋は原義ではないのではないか?。古代日本人が動 物を解体したときのごく小さな部分の名称を、もしくは肉を食べて 噛み切れずに残ったカスの名前を、線条のもの一般を表す言葉に一 般化していったとは考えにくい。 アイヌ語では すじ:sunci:糸にする腱、筋・・これは日本語からの借用だろう。 rit。:筋、腱、血管。(肉が)堅い。→rete-rite:もみほぐす。 →riten:やわらかい。 育つ:sukup:成長する、育つ、若い(40才くらいまで)。sukus:日光、 日当たり。cf.「すくすくと育つ」。 tuk:(草が)伸びる、育つ。tus:綱、紐。tusa:袖。 resu:育てる、養う、飼う、扶養、養育。 −− 「はぐくむ(育む)」という類語がある。
【**N*】 【Φ*N*】 うなじ 項 1469 h^ung ○ 【「くび」は「頸」?】 【K*N*】 くに 郡 『朝』p.306。 こな 粉 0976 piu∂n × コ+una(灰、砂)?。 きぬ 絹 かね 金 かねる 兼 かに 蟹 きね 杵 かんぬき ※ 0508 keung ※={戻-大+向}。(keung)の木 【G*N*】 【S*N*】 そなえ 備 添え+合え?。 そなえ 具 そなえ 供 すな 砂 0908 sar △ 砂+una?。 【Z*N*】 ぜに 銭 【T*N*】 たな 店 【たな(店)】 との 殿 0696 duen ◎ 【D*N*】 【N*N*】 【H*N*】 ほね 骨 pone(ア) 【P*N*】 【B*N*】 【M*N*】 みな 皆 MWO-TU(皆)。opitta(皆) 【Y*N*】 【R*N*】 【W*N*】
【みな、すべて、opitta】 アイヌ語の「opitta(皆)」は「みな:皆」にも「すべて:全て」にもつ ながるようなきがする。 → MWO-TU (皆:韓) → MICH (〜ともに、韓) → mit → mina somit → omit → opit → opitta (ア) → sobit → subet → subete somit→mina は南国系、somit→subete は東国系ではないか?。 「もろ(諸、両)」は韓国語からの借用かもしれない。2個に限定した意 味で、たとえば「諸刃、MWOR-NAR」というような物に付随して借用された、 とか・・。
【たな(店)】 たな 店 『たに 【商布】調などとして官に納める以外の自家用・交易用の布地。 「・・を献ず」<続紀宝亀8・6・5>。「商布、タニフ、タニ」』
【**H*】 【Φ*H*】 表 うへ.vs.うら(裏) 【K*H*】 かは 河 0718 h^ar ○ 音読み:カ かは 江 0709 kung ○ かは 川 0398 kiu∂n ○ 韓語(p.475、KΛ-RΛM)、アイヌ語(pe)。 かは 革 1459 k∂k △ かは 皮 0883 biar △ アイヌ語(kap) かは 側 0088 ts'i∂k × 「皮」と同根か、広辞苑。 かはす 交 0040 kog △ かはづ 蛙 1152 ueg △ かはら 瓦 0847 nguar △ 梵語: かはる 換 0541 h^uan △ かはる 替 0615 t'er × かはる 代 0051 d∂g × かはる 変 0294 pian △ かほ 顔 きは 際 1433 tsiad × きはめる 究 0944 kiog △ きはめる 窮 0949 giong △ きはめる 極 0659 gi∂k △ きはめる 谷 1243 kuk △ くは 桑 0648 nang △ くは 鍬 1385 ts'iog × くは 钁 1394 kiuak △ 钁は日本のクワと同じ形のもの。 くはへる 加 0156 kar ○ 加(kar)+「ふ(動詞化語尾)」 くはえる 尚 0378 dhiang × くはしい 詳 1217 giang △ くはだて 企 0054 k'ieg △ けはし 危 0186 ngiueng △ けはし 険 1422 hiam △ こはし 強 0434 giang △ こはし 恐 0468 k'iung △ こはし 怖 0466 p'ag △ こはし 壊 0289 h^u∂r △ こはし 毀 0695 hiuar △ 【こぼす】 【G*H*】 【S*H*】 【Z*H*】 【T*H*】 たおす 倒 0084 tog ◎ 「たふす。たふれ」。 ちいさい 小 【D*H*】 【N*H*】 【H*H*】 【P*H*】 【B*H*】 【M*H*】 【Y*H*】 【R*H*】 【W*H*】
【小さい】 こまかい あらい 粒が こまんか ふとか すこし ちび でか ちょこ どん ほそい ふとい ほそる ふとる すくない おほい すくなひこ おおひこ こ おほ 小石 大石 ちひさい おほきい 年少 年長 つぶ(粒)→つぶさき→ちびさき→ちひさき(小) CAK-TA KHW-TA ちいさい おおきい COK-TA MANH-TA すくない おおい .pa == 2000-07-23(日) 着る 着せる 着させる 着られる 切る 切らせる 切られる kir-nai kir-ser kir-sas-er kir-ar-er kir-anai kir-as-er kir-ar-er .pa == 2000-07-23(日) 上一段が上二段に遡るとすると 上二段の情態言が(o2)だとすると 着る = 着( こ)+ur → 着(き)ない 来る .. 来( こ)+ur → 来(こ)ない 為る .. 為( さ)+ur → 為(せ)ない 似る = 似( の)+ur → 似る 干る = 干( ほ)+ur 見る = 見( も)+ur 射る = 射( よ)+ur 居る = 居( を)+ur 煮る = 煮(の)+ur → 煮る
【かは(川、江、河)】 かは 河 0718 h^ar ○ 音読み:カ かは 江 0709 kung ○ かは 川 0398 kiu∂n ○ 韓語(p.475、KΛ-RΛM)、アイヌ語(pe)。 アイヌ語では nai、pe。 とりあえず、中国語とは語頭子音で対応している。
【かは(皮、革)】2000-05-28(日) ほぼ、アイヌ語の kap と同根であろう。 現代の韓国語では「KKOP-CIR、皮、肌」であり、よく似ている。これは最 近まで「KKAP-CIR」だったようだ。 もう一つの皮は KA-CUK(皮、なめし革)であり、古代韓語の KAC'(p.456) に遡るらしい。これらには「p」音が入っていない。しかし、激音は子音連 続の短縮形(現代語で「H」+「C」は「C'」と発音する)とも考えられるの で、古語にも「p」音が入っていたとみてよいではないか?。 * でも、じゃ、韓語の「C」音はとこから来たのか?。 いずれにしても、「かは(皮)」は縄文語起源ということで良いだろう。
【**P*】 【Φ*P*】 【K*P*】 【G*P*】 【S*P*】 【Z*P*】 【T*P*】 【D*P*】 【N*P*】 【H*P*】 【P*P*】 【B*P*】 【M*P*】 【Y*P*】 【R*P*】 【W*P*】
【**B*】 【Φ*B*】 いぶる 煙 △ 煙(エン)ぶる?。 いぶる 燻 あぶる 焙 ○ あぶら 油 【K*B*】 ◎ かば 樺 0671 △ 華 かば 蒲 1123 buag △ 「かま」 かばう 庇 0418 pier △ かばね 姓 0326 sieng × かばね 屍 × 「体(か)+骨(ほね)」? かばん 鞄 1461 △ ?: かび 黴 1553 mu∂t △ かび 頴 0941 giueng △ 稲穂。ヨウ、エイ。kumi:かび。 かぶ 株 0648 tiug × かぶ 蕪 1131 miuag △ 無:0793。かぶら(頭)←かうべ←かみ(上)+へ(辺)?。 かぶと 兜 0108 tug × かぶと 甲 0854 kap ○ 甲冑:kap-diog かぶと 冑 0123 diog △ かぶる 被 1179 biar △ 「か+かふる」? かぶる 齧 1560 ngat △ かぶる 冠 0124 kuan △ かがふる。冠:kuan+kamu(ア:かぶさる) かぶろ 禿 0931 t'uk × 「髪(かみ)+虚(うろ)」?。 かべ 壁 0289 pek △ きば 牙 0811 ngag × 「き(?)+は(歯)」。 きび 黍 1551 thiag × きび 稷 きびしい 厳 0454 ngiam △ きびしい 酷 1355 k'ok △ くばる 配 1352 p'u∂r △ 己:0401:ki∂g ○ ←くまり(分配) くび 級 0983 ki∂g △ くび 首 1496 thiog × くび 頸 1474 kieng △ 【「くび」は「頸」?】 くび 項 1469 h^ung × うなじ。首の後ろ。 くびき 衡 1173 h^ang △ くびき 扼 0518 ek △ くびき 軛 1292 厄 くびす 踝 1278 h^uar △ くびす 踵 1280 tiung × くびる 縊 1012 ieg △ くぼ 窪 0949 ueg △ こばむ 拒 0519 giag △ (ア)kopan。 こび 媚 0333 miuer △ こぶ 瘤 0871 liog △ hom(ア) こぶし 拳 0526 giuan △ こぼす 覆 1193 p'iok × 「ひっくり返す」。 こぼす 零 1448 leng × 「しずく」であって、「こぼす」ではない。 こぼつ 壊 0289 h^uer △ 呉音:ヱ。 こぼつ 毀 0695 hiuar △ 【こぼす】 【G*B*】 【S*B*】 しばる 縛 1014 biuak × 専:0371:tiuan ○ ←締まり? そば 側 sam(ア) 【Z*B*】 【T*B*】 【D*B*】 【N*B*】 なびく 靡 1458 mi∂r △ なぶる 嬲 0337 nog △ 尿0382、篠 なべ 鍋 1385 kuar × ←naim-pi(nam-bi)(韓)。ス(ア)。 にぶい 鈍 1371 du∂n △ にぶい←にむい ねばる 粘 0976 niam △ ねばる←niam+はる。 のべる 述 1310 diu∂t △ のべる 延 0426 dian △ のばす←のます のぼる 上 0011 dhiang △ .vs.くだる(降、下)。 のぼる 登 0875 t∂ng △ .vs.くだる(降、下)。 のぼる 昇 0593 thi∂ng △ hemesu(何かに沿って)のぼる。 のびる 伸 0062 thien △ 韓:nopta、ア:hematu(塊を)伸ばす。 【H*B*】 へばる 疲 0866 biar ○ へとへと、へたる。 へばる 弊 0429 biad ○ へとへと、へたる。 【P*B*】 【B*B*】 【M*B*】 【Y*B*】 ゆばる 尿 0382 nog ゆばる 溺 0764 nok 【R*B*】 【W*B*】
【かぶ】 「かぶ」=塊状のもの、塊になっていて、ばらばらに離れることのないも の、という語根があって、そこから、次のような単語家族が形成されるとい う。(『古語辞典』p.328,p.217) 株(かぶ) 頭(かぶ、かぶり)。 蕪(かぶ、かぶろ)、 鏑矢(かぶら)、 被り(かぶり、かうふり、こうむる)。 冠(かんむり←かむり←かぶり←かうぶり←かがふり) 首(くび、かうべ)、 傾(かぶく、かたむく)。 cf.かしぐ(傾げる) 次のものも、入れられるだろう。(『アイヌ語と日本語』付録p.8) 瘤(こぶ) 拳(こぶし) * 「かうべ」=かみ(上)+べ(辺)。p.275。を語根とする説も書いてある。 ここで感じるのは、非常に不安定である、ということ。不安定であるとい うことは借用語であることの兆候の一つではあるが、「B」音が不安定であ る、ということでもある。 アイヌ語を見ると、次のとおり。 komo:曲がる、折り畳む。 kamu:かぶさる。 kap:皮 kam:肉 kip-utur:眉間、額(kip:? の utur:下) kimuy:頭。cf.sapa:頭の方が一般的。 kitay:頂上 kim:山
【〜ばる】 あばる:○、いばる:○、うばる:×、えばる:○、おばる:× かばる:×、きばる:○、くばる:○、けばる:×、こばる:× さばる:×、しばる:○、すばる:×、せばる:×、そばる:×、 たばる:×、ちばる:×、つばる:△、てばる:×、とばる:×、 なばる:×、にばる:×、ぬばる:×、ねばる:○、のばる:×、 はばる:×、ひばる:×、ふばる:×、へばる:○、ほばる:×、 まばる:×、みばる:×、むばる:×、めばる:×、もばる:×、 やばる:×、ゆばる:○、よばる:×、わばる:×、んばる:×、 でですね、 あばる 暴 × cf.肋?。荒屋、粗屋。 いばる 威 0327 iu∂r ○ ←言い+はる、威を張る。 きばる 気 0703 k'iu∂d ○ ←気を張る つっぱる 突 0945 du∂t △ ←突く+張る へばる 疲 0866 biar ○ へとへと、へたる。 へばる 弊 0429 biad ○ へとへと、へたる。 くばる 配 1352 p'u∂r × 己:0401:ki∂g ○ ←くまり(分配) しばる 縛 1014 biuak × 専:0371:tiuan ○ ←締まり? ねばる 粘 0976 niam ○ 占:0184:tiam ゆばる 尿 0382 nog △ n → Y
【こぼす】 2000-06-04(日) 「こぼす(零す、覆す)」「こぼれる(零れる)」。 * こぼれ(零れ)←こ(それ自身)+もれ(漏れ)?。 cf.こもる(籠る)←こ(自分)+もる(守る)?。 「こぼれ(零れ)」は「こ(それ自身)+もれ(漏れ)」ではないか、と いう気がしてきた。 「こ+もれ」と考えると、「こもる(籠る)」←「こ(自分自身を)+も る(守る)」との音の類似性が気になる。 「こもる(籠る)」との音的な差異を強調するために「こぼる(零る)」 と言うようになってのではないか?。 こ+XX −− アイヌ語で kuta は「剥がれる。(入っている水を)空ける、流す、こぼ す。捨てる」という意味らしいので、意味的に日本語の「こぼ」とよく似て いる。 韓国語の HWR-RI-TA(他)、HW-RW-TA(自)(流す、こぼす、ぼやかして 書く、広がる、漂う)、HW-RI-TA(曇る、薄まる、ぼやかす、濁す)、など は、「水に対してこぼす」というイメージが強いが、意味的に日本語の「こ ぼ」とよく似ている。 韓国語のH音は漢音のKに対応している。また、韓国語のRはTに遡りそ うなので、「KOT」という語根に遡ることが可能。 とすると、「アイヌ語と韓国語とが」同じになってしまう。 しかし、日本語の「P/B」音は出てこない。 * 中国語では、ぴったりのイメージの言葉がない。発想が違う。 −− 日本語で「こぼれる」と「こわす/こぼつ(壊つ)」とは音がよく似てい るが、アイヌ語で kuta には「こぼす」の他に「剥がれる」という意味もあ る。 韓国語でも 「こぼす/こわす」に対応しそうな、 HW-NO-TTW-RI-TA (壊 す)、HW-NO-CI-TA(崩れる、壊れる)がある。 HWR-RI-TA(他)、 HW-RW-TA(自) (流す、こぼす) HW-NO-TTW-RI-TA(他) HW-NO-CI-TA(自) (崩れる、壊れる) 「こぼれる」と「こわす/こはす」には関係があるのか?。 【こは(強)】
【こは(強)】 「こは(強)」:表面が固くて弾力が無いこと。 「こはれ(壊れ)」←「こは(強):表面が弾力が無く」壊れやすいこと。 「こばむ(拒む)」←「こは(強):表面が固く」すること。 * 古い(万葉仮名)時代の「こはし」は「強し」「怖し」のほう。 日本語に濁音が入っているのが気になる。「朽ち(KUT)+ほす(干す?)」 か?。 * perke(壊す)、piro(傷つける)。p.90,91、『ウパシクマ、1』。 物を壊すというのは、物質的な拘束から魂を解放して、 sinrit mosir (祖先の国)に贈ることだと考えられている。
【**M*】 【Φ*M*】 あま 海 mm∂g ○ あま 天 雨→天 あま 甘 味(うまい)→甘い あま 尼 梵語の音訳。 あまり 余 0065 diag △ cf.あまた あまり 剰 あまた 数 あまた 多 あまねく 普 あまた。 あまねく 遍 あみ 網 ○ あむ 編 網+む(〜になるようにする)。 あみ 浴 雨+む(〜になるようにする)。 あむ 虻 ○ あむ→あぶ。 あめ 雨 (ア)apto:雨 あめ 飴 味→甘→飴?。阿米?。餅? いま 今 いむ 忌 い(神聖)+む(〜になるようにする)。 います 座 いまだ 未 今+だに いも 妹 ○ vs.おと(弟:0432:der) いも 芋 うま 馬 mag ○ うまい 味 ○ うみ 海 mm∂g ○ うむ 生 うむ 産 うむ 倦 憂し、憂鬱。 うむ 績 うむ 熟 水分が増える うむ 膿 水分が増える うめ 梅 mu∂g ○ うめる 埋 ○ (ア)omere:入れる。 おみ 臣 1073 ghien cf.おびと(首)、使主 おも 面 ○ 面(M:メン:おも)←→裏(R:リ、うら) おも 重 顔(面:メン:おも)→中心(主:おも)→重(おも)? おも 主 おもひ 思 岩波254では「(胸の内が)面(おも)に出ること」とある。意識の面にあらわれる? おみな 嫗 嫗(おみな)←→翁(おきな)。おみな→おむな→おうな。vs.をみな→をんな(女) おみな 媼 媼(おみな)←→翁(おきな)。おみな→おむな→おうな。vs.をみな→をんな(女) おみな 婆 おも 母 ○ 朝鮮語(omi)。雲母のモ。 おもかじ 面舵 船体の右側だが、岸から見て面(おも)。面舵←→取舵(左側) 【K*M*】 かむかふ 考 岩波353では「か(所)むかふ(向)」。書紀の例では「罰する」「調査する」 かむかふ 検 岩波353では「か(所)むかふ(向)」。権力側の言葉。 かむかふ 勘 岩波353では「か(所)むかふ(向)」。勘(かむ)交(かふ)でないのかな? けむり 煙 きみ 君 0217 kiu∂n ○ きみ 公 0111 kung △ きみ 皇 0881 h^uang △ かみ 髪 (かみ)、 かむろ 禿 (かむろ、髪+虚) かむ 噛 (ア)kupa:噛む、囓る。 きむ 決 ○ 決定された状態にする(む) きも 肝 1052 kan ○ kimo1 きも 胆 1058 tam × くまり 分 e-ko-hopi(別れる:ア)のhopi。配る。 【G*M*】 【S*M*】 しめる 占 しま 島 0392 tog △ (韓)SOM。(ア)sir。 しま 州 0398 tiog △ しま 洲 しま 縞 1013 × 島物模様の略。 そまり 染 0641 niam そめ、しむ sime(ア) そめ 染 0641 niam そめ、しむ sime(ア) せみ 蝉 dhian せみ すみ 炭 t'an すみ 【Z*M*】 【T*M*】 ともす 点 たま 偶 ちまき 粽 ためらう 躇 1285 di∂g たま 魂 たまり 貯 つむり 頭 つむり 瞑 とまる 停 とも 智 0603 tieg とも 知 0903 tieg たまき 環 つま 端 0954 tuan △ たま 丸 0023 h^uan とも 伴 0065 buan とも 供 0069 kiung たもつ 保 0078 pog たまたま 偶 0087 ngug とも 共 0115 kiung つめたい 冷 0127 leng × 爪+痛し? たまご 卵 0187 gluan とも 友 0196 h^iu∂g つむ 堆 0278 tu∂r つま 婦 0332 biu∂g つま 妻 0325 ts'er × 本家の端(つま)に住む人 つま 嬬 0337 niug とみ 富 0365 piu∂g たむろ 屯 0387 tiu∂n ともえ 巴 0402 pag ちまた 巷 0403 h^ung とむらい 弔 0431 tog たま 弾 0436 dan ○ ともがら 徒 0446 dag つまみ 抓 0515 tsog つまみ 埒 0532 luat つむ 摘 0550 tek つまみ 撮 0551 ts'uat ため 撓 0552 nog たもつ 有 0616 h^iu∂g とも 朋 0618 b∂ng とまる 止 0684 ti∂g たみ 民 0701 mi∂n とまる 泊 0723 bak たまり 溜 0766 liog ともす 灯 0784 丁 ため 為 0786 h^iuar つま 爪 0807 tsog 指の端(つま)。(韓)t'op。 たま 玉 0830 ngiuk たま 珠 0837 tiug たま 球 0838 giog たまき 環 0845 h^uan たま 瓊 0845 giueng とまる 留 0859 liog ため 矯 0905 kiog つむ 積 0941 tsiek つむぐ 紡 0990 p'iang たまう 給 0997 ki∂p つむぐ 績 1016 tsek つみ 罪 1024 dzu∂r つまだて 翹 1037 giog とも 艫 1086 廬 とま 苫 1098 thiam ちまた 衢 1173 giuag たもと 袂 1177 miad つま 褄 1184 <国字> × 服の端(つま)。襟先 つまる 詰 1214 k'iet ためす 試 1216 thi∂g cf. 試みる つまびら 詳 1217 giang たまう 賜 1260 dieg たまもの 賜 1260 dieg ためらう 躊 1285 diog つまづく 躓 1285 tied ともがら 輩 1297 pu∂r たま 霊 1449 leng とも 鞆 1461 (国字) とみ 頓 1471 tu∂n ためす 験 1505 ngiam たましい 魂 1522 h^u∂n だまる 黙 1552 m∂k たもつ 完 【D*M*】 どもる 吃訥 だます 騙 だます 瞞 0900 【N*M*】 のむ 呑 t'∂n 【H*M*】 ひも 紐 0989 niog ひもとく 繙 1019 piuan ひめる 秘 0935 pier ふみ 文 0574 miu∂n はま 浜 【P*M*】 【B*M*】 【M*M*】 【Y*M*】 ゆまり 尿 0382 nog △ 闇 ∂n やみ 【R*M*】 【W*M*】 をみな 女 『朝』p.458 O-MI-NOI:女。
【しめ(占、島)】 ・ 「しめる」には「占める」「閉める」「締める」がある。 ・・ 「しめる」「湿る」「染める」はアクセントが違う。 「占める」は「閉める」「締める」とは異なるような気がしてならない。 「しめる(占)」 「しめす(示)」 「しるす(記)」 「しらす(知)」 やくざが「うちのシマを荒らすな」の「シマ」は「島」であり「占めてい る場所」である。 独り占め、
【しま(島)】 韓国語の SOM とは同根であろう。 アイヌ語の sir は、「様子、あたり、天気。地、大地、島」であり、 日 本語の「しま(島)」よりもずっと広い意味。 2音節目のRがNに変わる例は多い。 沖縄語でも「しま」であり、縄文語に遡るのではないか?。 沖縄のような島国で sir(大地)といえば、「島」の意味になるだろう。 「沖縄では村をシマといい、 島をハナリ (離)というところがある」 p.121、語源大字典。 占める:囲む。 狭い: 「囲まれた」「離れた」「陸地」。
おもろさうしの31ー40で「肝(あよ)」と「肝(きも)」が並べられている。 31 いせゑけり 按司(あじ)おそい 肝(あゆ)が内は 嘆くな いせゑけり 貴(たた)み子 お肝(きも)内は 嘆くな 33 八重山島厳子(やへましまいつこ) 肝(あよ)迷い しめや 果(は)たら島くはら 肝(きも)迷い 取らちへ 37 肝(あよ)揃て そこて 肝(きも)揃て そこて 39 肝(きも) 立ち居(よ)れども 肝(あよ)は 立ち居(よ)れども 肝(あよ)は39では、「なまたにや」と「あよなか」とが並べられてい る。p.43 ではどちらも「未詳語。思慮、考えの意か」「未詳語。 「あよ」 は肝。心中か」とある。 39 如何(いきや)る なまたにやか 如何(いきや)る あよなかか 557 ・・ 見(み)ちへ行(い)ぢへ 息(いき) 伸(ぬ)ばまし ・・ 見(み)ちへ行(い)ぢへ あよ 伸(ぬ)ばまし 571 歩む(あよむ) 583 綾(あや)もどろ = 美しい着物 591 綾(あや)嶺(みね)に = 美しい嶺に
かみ(神) kamui:アイヌ語、KΛM:韓語(p.480、Λは古ハングルの「、」、 新羅王 号の「今」)
【**Y*】 【Φ*Y*】 おゆ 老 1038 log △ .OYO、親、(上二段)、老よし男。 いゆ 癒 0873 diug ○ .IYA、癒(IYA)+ゆ。「いゆ」である。 あゆむ 歩 【K*Y*】 くゆ 悔 0476 mu∂g ○ KUYO、(上二段)、悔しい(A)。くよくよ(O)。 こゆ 越 1271 h^iuat △ KOYA きゆ 消 0735 siog × KIYO、清い、 こゆ 肥 1055 biu∂r × KOYA 【G*Y*】 【S*Y*】 【Z*Y*】 【T*Y*】 たゆ 絶 0999 dziuat ○ TAYA、絶やす。 【D*Y*】 【N*Y*】 なゆ 萎 1111 iuar △ NAYA 【H*Y*】 はゆ 生 0851 sieng × HAYA、映、囃、栄、速、早、 ふゆ 増 0286 tz∂p × HUYA ほゆ 吼 0219 hug ○ HOYA←HAYA、→ほめる ほゆ 吠 0221 biuad ○ HOYA←HAYA、→ほめる ほゆ 咆 0226 bog ○ HOYA←HAYA、→ほめる ほゆ 哮 0233 hog ○ HOYA←HAYA、→ほめる ひゆ 冷 0127 leng △ HIYA、 ひえ 稗 0938 bueg piyapa:アイヌ語、P'I:韓語(p.428)。 【P*Y*】 【B*Y*】 もゆ 燃 0804 nian △ MOYA、 もゆ 萌 1115 mang ○ MOYO、催す。(準備する)。前?。 【M*Y*】 【Y*Y*】 【R*Y*】 【W*Y*】
【「〜ゆ」二段動詞は人生じゃ】2000-07-30(日) 【ヤ行上下二段で単音語根のもの】 もゆ 萌 1115 mang ○ MOYO、催す。(準備する)。前?。 はゆ 生 0851 sieng × HAYA、映、囃、栄、速、早、 ふゆ 増 0286 tz∂p × HUYA こゆ 肥 1055 biu∂r × KOYA おゆ 老 1038 log △ .OYO、親、(上二段)、老よし男。 たゆ 絶 0999 dziuat ○ TAYA、絶やす。 きゆ 消 0735 siog × KIYO、清い、 もゆ 燃 0804 nian △ MOYA、 ほゆ 吼 0219 hug ○ HOYA←HAYA、→ほめる ひゆ 冷 0127 leng △ HIYA、 なゆ 萎 1111 iuar △ NAYA くゆ 悔 0476 mu∂g ○ KUYO、(上二段)、悔しい(A)。くよくよ(O)。 いゆ 癒 0873 diug ○ .IYA、癒(IYA)+ゆ。「いゆ」である。 こゆ 越 1271 h^iuat △ KOYA 「〜ゆ」二段動詞というのは、「人の有り様」を尽くしたような単語群で すね。 人というものは、母親のおなかの中で「萌え」生まれ、お腹から「生え」、 人が一人「増える」。生まれたら「肥え」太るものなのだ。 若い頃は「燃えて」「吼える」こともあるが、そういう時期もそのうちに 「冷える」。しかし逆に、心や体が「萎え」る時もあり、「悔い」るときも あるが、そういう悪い状態もじきに「癒える」。 そして、人はじきに「老いて」死に「絶え」る。そして、人々の記憶から も「消えて」しまう。 なんてのが、「〜ゆ」二段動詞で全て語ることができる。 ◎ 「〜ゆ」は「状態の変化」か?。(「越える」は例外)。 「もゆ(萌)」「はゆ(生、栄、映)」は準備状態から生まれ出て成長し ている状態、 「ふゆ(増)」「こゆ(肥)」も大きくなりつつある状態。 「おゆ(老)」は年取った状態。 「たゆ(絶)」「きゆ(消)」は終了した状態。 「もゆ(燃)」「ほゆ(吼)」は暑く盛んな状態。 「ひゆ(冷)」「なゆ(萎)」は冷えて弱った状態。 「くゆ(悔)」は自分に向き合う状態。 「いゆ(癒)」は元の状態に戻ること。 ◎ 「萌える(M)」と「生える(H)」の区別が曖昧。「増える(H)」と 「肥 える(K)」の違いも曖昧。「絶える(T)」と「消える(K)」も曖昧。 ◎ 「〜ゆ」と「〜む」:「癒す」「忌む(癒えた状態にする)」。「絶 える」「止める(絶えた状態にする)」。「萎える」「眠る」。「肥え る」「込める」。「萌える」「もむ」。「老いる」「倦む」。「悔やむ (口惜しい)」「噛む」。 ◎ 「くちおしい(口惜しい)」と「悔やむ」。悔やむことが口に関係し たイメージなら「噛む」が、「〜ゆ」「〜む」の対応の候補として出て くる。 ◎ アイヌ語:「hetuku:生える、生まれる」と 「生える」。 「ヘ」と 「ハ」で対応。「hetuku」は「he:前、頭」+「tuku:突き出す」であ る。「へさき:舳先」の「へ」だろう。「生える」の「ハ」は「出た状 態」ということになりそうだ。 ◎ アイヌ語:「poro:増える、大きくなる、多くなる。大きい」と「増 える」。「ポ」と「フ」で対応。「フ」は「多い、大きい状態」。反対 の「少ない、小さい状態」は「ヒ:減る、冷える」か?。アイヌ語では 「pon:小さい、少ない」。どれも、 音韻的には区別がしにくいほど似 ている。 ◎ アイヌ語:「onne:老いる、老死する」と「老いる」。「オ」で対応 している。アイヌ語では「ho:後、尻」が「ha:前、 頭」に対立する。 アイヌ語:「onne:老いる、老死する」も日本語「老いる」も、本来は 「honne」「ほゆ」であったか?。 ◎ アイヌ語:「oka-ram-otte:悔しい=oka:後で+ram:思う+otte:入 れる」は合成語なので比較の対象にならない。 「yay-omap:悔しい= yay:自分自身を+omap:かわいそうに思う」も同じく対象にならない。 「悔いる」は上二段(i)である。語根は「ku-o」「kuchi-osi」か?。 ◎ アイヌ語:「ray:死ぬ」「ra:下」。「絶える」に「下に行く」とい うイメージはあるか?。「し[た]」?。 ◎ アイヌ語:「hawe:声、言う」と「吼える」。
【**R*】 【Φ*R*】 あるく 歩 うろ 虚 うら 裏 .vs.うへ(表) うるわし 麗 【K*R*】 かりに 仮 から 殻 から 空 からだ 体 kew(体、死体、骨、ア)=殻=空。 かる 獲 0943 h^uak × かる 刈 0135 ngiad kar(ア) かる 刈 0135 ngiad △ かる 駆 1501 kiug ○ かる 狩 0821 thiog × かる 離 かる 猟 0824 liap × かる 乖 きる 衣 1173 i∂r × きる 着 1029 diak × くり 栗 0649 liet くる 繰 くる 来 くる 刳 0143 k'uag ○ ころも 衣 【G*R*】 【S*R*】 さらす 晒 cf.しろ(白)、あら(新) しり 尻 (ア)osor、kes。.vs.くち しりぞく 退 1312 t'u∂d × しり(尻・後)+そく(退←さく:避) しろ 白 しろ 代 0051 d∂g sir(大地、ア)、苗代、身代。 する 擦 siru(擦る、ア) 【Z*R*】 【T*R*】 ◎.:1、b:1、d:12、g:1、h:1、h^:5、k:2、l:3、m:2、p:1、s:2、t:12 ◎d:12(dh:3、d:7、dz:2)、t:12(t:5、th:7) たら 鱈 1531 国字 × たらす 垂 0272 dhiuar ◎ たり 為 0786 h^iuar × たり 足 1273 tsiuk △ (韓)「CA-RA-TA:足りる」 たる 尊 0374 tsu∂n ○ たる 樽 0673 tsu∂n ○ たれ 誰 1225 dhiuer ◎ たれ 孰 0345 dhiok ○ いずれ たれ 疇 0863 diog ○ たれる 低 0064 ter ◎ ちり 塵 0285 dien ○ ちり 埃 0275 ∂k × あくた? ちる 散 0570 san × (ア)cari: ちる 播 0553 puar × つら 面 1458 mian × つらい 辛 1302 sien × つらなる 列 0138 liat × つらぬく 貫 1253 kuan × つる 弦 0433 h^uen × (韓)「CUR:縄などの総称」。 つる 吊 0211 tog ○ (韓)TAR,p.406 つる 釣 1370 tog ○ つる 鶴 1541 h^uok × つる 蔓 1128 miuan × =万:0013 つる 攣 0561 liuan × 痙攣 つれる 連 1320 lian × tura(ア) てら 寺 0370 di∂g △ てら←(韓)TYOR←寺:di∂g てらう 衒 1171 h^uan × てる 照 0797 tiog ○ 東国「とれ」 とら 虎 1144 hag × とら 寅 0361 dien ○ とらえる 捉 0531 tsuk △ とらえる 逮 1323 d∂g ○ =代:0051 とり 禽 0929 gi∂m × とり 鶏 1538 ker × とり 鳥 1533 tog ○ とり 酉 1351 diog ○ とりで 砦 0908 dzer ◎ とる 穫 0943 h^uak × 「えもの」の「え」 とる 採 0534 ts∂g ○ とる 取 0197 tsiug ○ とる 撮 0551 tsuat △ 写真を撮る とる 盗 0886 dog ○ ぬすむ。 とる 捕 0532 bag × 犯人を捕らえる とろ 瀞 0780 dzieng ○ =浄:0730 【D*R*】 【N*R*】 ○.:1、b:2、d:9、dh:1、g:1、gl:1、h^:4、k:4、 l:1、ng:1n:1、p:2、s:2、t:4、ta:4 なら 楢 0662 diog ○ =由:0855 ならう 習 1033 di∂p ○ ならぶ 並 0021 beng × なり 也 0030 diag ○ なる 為 0786 h^iuar × なる 成 0502 dhieng ○ なる 生 0851 sieng × なる 鳴 1534 mieng × なれる 慣 0489 kuan × なれる 馴 1500 giu∂n × なれる 狎 0819 h^ap × にら 韮 1466 kiog × にらむ 睨 0898 ngeg × 見らむ?、見らく。(韓)NWO-RI-TA にる 似 0062 di∂g ○ (ア)ne-no(成る−ように) にる 煮 0791 tiag ○ にれ 楡 0662 diog ○ ぬるい 温 0754 u∂n × ←ぬるぬる←糊、塗る。 ぬる 塗 0284 dag ○ ぬれる 濡 0778 niug ○ ねらい 狙 0820 tsiag △ ねる 寝 0366 tsi∂m △ ねる 煉 0799 glan △ ねる 練 1008 lan △ ねる 錬 1384 glan △ のり 糊 0979 h^ag × ←塗り?。 のる 1 載 1295 ts∂g △ のる 1 乗 0028 di∂ng ○ のる 2 矩 0904 kiuag × のる 2 規 1194 kiueg × のる 2 憲 0493 h^iang × のる 2 準 0763 tiu∂t △ のる 2 宣 0357 siuan × (韓)NWO-RAI(歌) のる 2 典 0117 tu∂n △ のる 2 度 0419 dag ○ のる 2 範 0967 biam × のる 2 法 0724 piuap × のろい 呪 0224 tiog △ のろい 鈍 1371 du∂n ○ ←手ぬるい。 のろい 詛 1212 tsiag △ のろし 烽 0791 piung × 【H*R*】 ひる 昼 cf.ひ(日)。cuwan(昼)、cup(日)。 ひらく 開 ひろい 広 para(広い、ア)、pirasa(広げる、ア) はら 原 para:広い(ア)/POR:韓国語 はら 腹 1067 piuk △ hon(ア)→ぽんぽん(腹)、par(ア)口、 へる 減 ほれる 惚 ほら 洞 poru(ア) はらう 祓 韓←漢:PUR-COI 2003-09-28(日) hiroi1 広いは http://village.infoweb.ne.jp/~rosetta/wissenshaft/amerind_3.htm アメリンドで pat'a 【P*R*】 【B*R*】 べろ 舌 1081 diat × アイヌ語:par-un-pe 【M*R*】 もろ 諸 もろ 両 0020 liang △ 諸刃、諸手、は2個。MWO-TAN(皆)、p.395。 みる 見 1194 kan、h^an × アイヌ語:nukar。『朝』PO(PO-TA)。音韻対応?。 むらじ 連 1320 lian アイヌ語:tura まる 丸 アイヌ語:tak(玉、塊)、tak-tak-se(丸い、球) まろ 麿 『朝』MA-RA。借用でしょう。 【Y*R*】 【R*R*】 【W*R*】 われ 我
【「〜る」動詞】
あゆむ、あるく(歩) 「足+行く」だとおもうのだが、「あゆむ」の「む」が分からない。また、 「あるく」の「る」が分からない。 「あるく」の方は、「あゆく」が語源俗解によって「あるく」になったの ではないか?。 「足+行く」→「あゆく」→「あるく」
yoshimoto 先生からの情報 一般的には、漢字起源の語という認識が無いけれど、実は漢字起源の語とし て推定されているものが、かなりあります。 例えば、私のHPの「乱れ撃ち語学講座」にある「ススン」(師僧)などが そうです。他にも、「テョル>チョル」(寺)や「プッ」(筆)などがあり ます。 日本語:「てら」←韓語:TYOR(p.477)←漢語:di∂g(寺)
「ひる(昼)」というのは「ひ(日)」と「ひらく(開く)」「ひろげる (広げる)」との中間にある。 「あか(赤)」「あかるい(明るい)」「あける(開ける)」「あく(撒 く、分く)」と同じような意味合いの単語群を有する単語家族になっている。 パラレルな単語家族。 もともとは同一の単語家族であったものが、方言レベルの差異が固定して、 別の単語家族となったのではないか?。 「ひかり(光)」が中間にあるか・・。 ┌→「ひる」 「ひかる」→┤ └→「ひか」→「はか」→「あか」 か?。 −− アイヌ語では cup 系:「cuwan(昼)」「cup(日)」。「carpa:散らす」 tok 系:tokap:昼、tokap-cup:太陽。tak:丸い固まり、玉。to-tannne(日が長い) mak 系:「maka:開ける」「mak-natara:明るい」(mak:奥)。 par 系:「para:広い」「pirasa:広げる」 hur 系:「hure:赤」「hererke:光る」 * アイヌ語内部での「P」と「H」との関係が分からない。 韓国語では 「PPAR-KANG:赤」「PARK:明るい」「PI-TA:空く」。 PWRK:赤、p.462、PO-RI:開く、p404、PHYO:広げる、p.404、 PICH:光、p.471 「HAI,HAIS:太陽」。 「NORP-TA:広い」「NAC:昼」。 「YOR-RI-TA:開ける」。YOR、p.411
「見る(see)」と「〜してみる(try)」「試みる」 アイヌ語で「inkar」というのは「見る(see)」と「〜してみる (try)」 の両方の意味がある。 英語では全く別の言葉だが、日本語とアイヌ語とでは同じ言葉である。韓 国語でも同じ「SI-HOM(試行)-HAI PO-TA」の「PO-TA:見る」。 「見ること」のイメージの中に「試してみる」「やってみる」のイメージ が入っている。「何かの動作をして、その結果を見る」というイメージ。
「みる(見る)」と「PO-TA(見る:朝,p.448)」 「見る」と「PO-TA」が音韻対応であるとすると、祖形は「P」か?。 「見る」と「目」とが単語家族を形成しているか?。「目(マ)」と「見 る(MI)」とでは母音交替の可能性が少ないので、単語家族ではないので はないか、との指摘があった。 とすると、 「NUN:目(韓)」はどうなるか?。 祖形が「M」であると考えれば、 「M」→「me:目」、 「miru:見る」(日) 「M」→「NUN:目」、 「PO-TA:見る」(韓) 「M」→「nu(*):目」、 「nukar:見る」(ア)。「nupe:涙」 「M」→「sik:目」、 「nukar:見る」(ア) アイヌ語では、 「sik:目」、 「inkar:見る、 見える (見た目)」、 「kirkiru:(詳細に)見る、知っている、見覚えがある」、「nukar:見る、 見える、 会う」、 「masasa:見る、 広げる、 i-masasa:私を見る」、 「wampare:見る、見渡す(para:広い)」。 この内「nukar」がもっとも一般的である。「kar」というのは「〜する」 という意味であるから、「nu+kar(〜する)」となる。 * 現代語では「nu:聞く」「nu:嗅ぐ」。【日:k←→n:ア】 * 「nukar」は「nu:目」+「kar:をする、に当たる」ではないか?。 田村 p.422 に「nupe:涙」につき、「nu-pe:目・汁」とある。 * 「nukar」は「nu:顔(nan)」+「kar:に当たる」か?。 * 「inkar」は「i:もの」+「nukar:を見る」。田村辞典,p.234。 * 「なみだ:涙」は「な:目」+「みだ:水」。「nupe」に近いな。日 本語の「め:目」は「ま:目」←「な:目」であったるか?。
きる(着る) ↑ ↑ からむ(絡む) ↑ ↑ くり(繰り):「糸など細長いものを手元に引いて寄せる」。「順次に引き出す」。 ↓ ↓ ↓ 「順次に」 ↓ ↓ ↓ くりだす(繰り出す):次から次へとものを出す。 ↓ くりかえす(繰り返す):「糸を何度もたぐる」。 ↓ 「何度も」 ↓ くりごと(繰り言):同じことをくどくどと繰り返して言う。 ↓ 「元に戻る、回る」 ↓ くるくる、ぐるぐる、くるま(車、糸繰り回し?)、 ころがす(転がす)、ころころ、ころぶ(転ぶ) −− ぐるり(周囲)、めぐる(巡る)、めぐらす(廻らす) ↓ 《取り囲む》 ↓ くるむ(包む)、くるわ(郭) ↓ ころも(衣) ↓ きるもの(着るもの)、きもの(着物)、きる(着る) まわる(回る)。まく(巻く)、まう(舞う)
【から】 「魂、水分、中身、距離」が離れる。kew(p.34、p.277、片山) から(空、殻、体) かれ(枯れる) かる(軽い、離る、狩り?) ころ(殺す) アイヌ語の「w」と日本語の「r」とに音韻対応がある、というためには、 対応例をあげるだけじゃ駄目なわけで、元の共通祖語の語系を復元して、そ こから、それぞれの言語での音韻変化(音韻の弁別機能を保ったままでその 音声が変化していく、という体系的な変化)を再現しなければいけないわけ よ・・。 日本語に「KAR」という語根があったことは、間違いないだろう。 kawre:乾いている。 ke:削る → kewre:削る → kew:体 か?。 se: NG te: NG ne:何 → newka:何も he: NG pe:物、水 → pewre:若い me:寒さ → mewe:引き倒す NG re:名、3、reye:這う → rew:(小鳥が枝に)止まる、rewe:曲がる
【うろ】虚 「うろ」は結構重要な語だと思う。 うつろ(空ろ)、むくろ(骸)、などの語根になっていると思う。 * 「むくろ」につき、「身+くろ(幹、カラ)」p.1283。古語辞典。 「くつろぐ(寛ぐ)」が「口(くつ)+虚(うろ)」とあった。 p.418、 古語辞典。 「うつほ(空)」「うつは(器)」「うつろ(虚ろ)」「うつる(移る)」 「うとい(疎い)」「うち(内)」 * 片山さんは「or:内・中」をあげていた。p.17。「裏」「浦」「嘘」 「現」まで・・。
ほれる(惚れる)、ほる(欲る)→ほりする→欲する、 ほうける (惚け る)、ぼける、ほおる(放る)/韓国語:PA-RI-TA:願う、望む、請う、仰 ぐ。PO-RI-TA:放る、捨てる。PA-RAI-TA:暈ける、POR-TA:儲ける/韓語: PWO-RI(p.417、欲る、惚れる)/アイヌ語:hoyoyse(欲しい)。 ぼろ儲け:「むさぼる(貪る)」の「ぼる」。 襤褸 (ボロ)で儲ける。 poro(アイヌ語で「大きい」)。ぼろい=(POR-TA=儲ける)。 ぼろ負け。もろに(モロに、徹底的に、まともに) 関西の「ぼろい」=儲かる、儲けが多い。 「ぼる」「ぶったくる」(高額な代金を請求する)、これは「貪る」の省 略形と解釈できる。 「貪る」は「むさ(?)」+「ほる(欲る)」ともある。「ほる(欲る)」 は韓語の「PWO-RI(欲する、惚れる)」と同根であろう。韓語で「儲ける」 の意味が発展し、それが日本語(関西の「ぼろい」.vs.関東の「ぼろい」は 「襤褸」「脆い(もろい)」の意味)。 ほる(欲る)が奈良時代に遡る言葉であることは確かで、惚れる、欲する、 惚ける、などにも発展している。しかし、日本語的ではない。「ほる」には 「彫る」「掘る」という全く別の基本的な言葉がある。 また、「欲しい」という別の言葉がある。「ほし(欲し)」は「はし(愛 し)」とも同根であろう。おそらく、「欲しい」と「欲る」とは、もっと古 くは共通の語根から出ている可能性はあるが、すでに別の語として認識され ていた。
【**W*】 【Φ*W*】 あわ 粟 あわ 泡 あわい 淡 あわせる 会 →あふ あわてる 慌 あわれ 哀 いわ 岩 いわう 祝 おわり 終 【K*W*】 ◎ .:1,b:1,d:2,g:4,h:2,h^:3,k:10,n:1,ng:2,t:6, こわ 声 0293 thieng × (ア)hawe,声、音、言葉、(鳥が)鳴く。 かわく 渇 0744 k'at △ かわく 乾 0031 kan △ (ア)kawre:乾いている。 かわく 旱 0591 h^an △ −− かわ 江 0709 kung →かは(川) かわ 川 0398 kiu∂n →かは(川) かわ 側 0088 ts'i∂k →はか。皮と同根か、広辞苑。 かわ 皮 0883 biar →かは(皮) かわす 交 0040 kog →かはす かわず 蛙 1152 ueg →かはづ かわら 瓦 0847 nguar →かはる かわる 換 0541 h^uan →かはる かわる 替 0615 t'er →かはる かわる 代 0051 d∂g →かはる かわる 変 0294 pian →かはる きわ 際 1433 tsiad →きは きわめる 究 0944 kiog →きはめ きわめる 窮 0949 giong →きはめ きわめる 極 0659 gi∂k →きはめ きわめる 谷 1243 kuk →きはめ くわ 桑 0648 nang →くは くわ 鍬 1385 ts'iog →くは くわ 钁 1394 kiuak →くは。钁は日本のクワと同じ形のもの。 くわえる 加 0156 kar →くはへ くわえる 尚 0378 dhiang →くはへ くわしい 詳 1217 giang →くはし くわだて 企 0054 k'ieg →くはだて けわしい 危 0186 ngiueng →けはし けわしい 険 1422 hiam →けはし こわい 強 0434 giang →こはし こわい 恐 0468 k'iung →こはし こわい 怖 0466 p'ag →こはし こわす 壊 0289 h^u∂r →こはし こわす 毀 0695 hiuar →こはし【こぼす】 【G*W*】 【S*W*】 さわ 沢 0713 dak さわぐ 騒 1506 sog 【Z*W*】 【T*W*】 たわけ 戯 たわけ 痴 0869 たわごと 【D*W*】 【N*W*】 なわ 縄 1020 diag 【なわ(縄)】 【H*W*】 【P*W*】 【B*W*】 【M*W*】 まう 舞 1082 miuag ◎ まわす 回 【Y*W*】 ゆゑ 故 0565 kag × ゆゑ 以 0048 di∂g △ イ。 ゆゑ 由 0855 diog △ ユイ。 【R*W*】 【W*W*】
アイヌ語で「K*W*」の単語 kaw-kaw 雹、あられ kawre 乾いている →かわく kuwa 杖(つえ) kuwa 利子 ・・日本語の「加え/(お)返し」からの借用?。 kuwa 墓標 kuwas 菓子 ・・日本語(中国語)からの借用でしょう。 kuwan まっすぐ kew 体。背丈。 kewor 力 kewtum 精神、感情、性質 kewre 削る
【「回る」と「転がる」】2000-09-24(日) 日本語で回転運動に関する言葉には、「まはる」(回る。MH系とする) と、「ころがる」(転がる。KR系とする)とがある。 MH系:まふ(舞う)、まはる(回る)、まはり(周り)、まる(丸)、 KR系:ころぶ(転ぶ)、ころがる(転がる)、くり(繰り出す)、 MH系は垂直軸の平面的な回転、KR系は水平軸での回転というように使 い分けをしているようである。 MH系の中心にあるのは「まふ(舞う)」である。「丸」とか「周り」と いう抽象的な意味の単語を含む単語家族の中心に、「舞う」というきわめて 具体的印象的文化的な動作があるというのは不思議な気がする。 「舞」という中国語の古音は「miuag」なので、日本語の 「まふ」に繋が る。 「まい:舞い」に類似する動作には「おどる:踊る」がある。従って、ど ちらかが外来語である可能性はある。 「舞わす」と「回す」というのは、非常によく似ている。「舞わす」はバ ク転でもない限り垂直軸での平面的な回転をさせることであろう。中国風の 「舞い:miuag」をみて強い印象を得た人が、 平面上での回転運動に特別な 用語を与えて、横軸の回転とは別のものとして区別するようになったのでは ないだろうか?。 アイヌ語では、回る(kari)、転がす(kiru:大きい物を動かす、回す、 転がす、向きを変える)、輪(karip:弦で作った輪)、周り (o-kari)な どであり、軸の方向による区別がなくKR系である。 * 「おどる:踊る」とアイヌ語のterke:跳ねる、跳ぶ、 躍り上がる。 TRが共通ではあるが・・。 * アイヌ語で moy:渦巻き、があるが、淀み、淵の水の渦巻きの意味。

【なわ(縄)】 2000-05-23(火) 縄(なは)、綯う(なひ)。→苗(なへ、苗代=なはしろ、p.988)、靡く。 * 「萎え」は「なゑ」であって、「なへ」ではない。 * 苗(なへ)は「はなしろ」で育てられるもの、ではないか?。 * 靡く(なびく)は「なは+ひく」ではないか?。 なわ 縄 1020 diag ◎ なう 綯 1007 dog ◎ 陶:1424。noye(ねじる、よじる、ア)。 【中国語Dと日本語Nの対応】の一つ。 古語辞典によると「縄」は「朝鮮語 na(縄)と同根か」とある。『朝』p, 440 でみると 「NWO-H」→「NWO:細い紐」のことらしい。近くに 「NWON: 田」というのがあった。 NWO-H 縄 1020 diag ◎ 「縄」の音読みは「CWUR」。 NWON 田 0854 den ◎ 「田」の音読みは「CON」。 韓国語でも、「訓読みなのに中国語」があるのではないか?。 アイヌ語では「tus」が綱〜紐を表す(※1)。 日本語のように太い綱、 中くらいの縄、細い紐という区別はない。tus は日本語の「綱」「繋ぐ」 「連れる」に繋がると考えるが、「縄」には対応がない。 ※1:at、atu:「何かについている綱〜紐」もあるが、 「何かについて いる」ものなので、「a(それ)+tus」に分解できる。 「なう(綯う)」というのは「縄を作成する」という明確な目的が含まれ ているように思われる。アイヌ語の「noye(ねじる、よじる、まげる)」や 日本語の「萎える」「なよなよした」とはだいふイメージが違う。 「なえ(苗)」について。苗は稲作の技術に伴った用語である。本来なら 「苗:miog」で入るべきものだが、 音はだいぶ異なる。 「なえ」の古音は 「なは」とされ、「なはしろ(苗代)」の語が挙げられている。おもうに、 「なはしろ」は「縄代」であろう。苗を育成するために縄(なは)で区切ら れた小さな領域(しろ)を意味するものだと思う。 それが後代にいたり、「なはしろ」の「なは」を「その領域で育成されて いるもの」と理解したのではないか?。つまり「なはしろ」を「なは(苗)」 のための「しろ(sir)」と理解するようになったのではないか?。
【乾く】 「乾く」について、古語辞典では「カワは・・擬態語」などとあります。 (p.352)。アイヌ語では 「kawre:乾いている」なので、 アイヌ語からの 「借用」でしょう。
【日本語内部での音韻交替と音韻法則】 それ R→H ほれ、ほら えみし M→B えびす よどがわ D→R よろがわ
あやぶむ あぶない なおざり おざなり あらたし あたらし
p.153『ことばと文字』 i I u 「I」は「i2」で「iウムラウト」 e ∂ o 「O」は「o2」。 a ai(e2)は二重母音 『朝』p.120、p.157。中世語の母音体系 a Λ o ├ ・ ┴ ∂ I u ┤ ─ ┬ * 「∂」は本来的には「e」p.121 i │ p.153『ことばと文字』をハングルで表すと、 i I u │ ─ ┬ e ∂ o ┤ ・ ┴ a ├
アイヌ語:S←→N:日本語 si* MA 自ら、まこと(p.625、) su NABE 鍋 san MAE 前 somoki NAI 〜しない、できない。 sak NAI 〜ない。 sone MAK まこと say MAK 巻いたもの、群 siyeye YAMAI 病 susu YANAGI 柳、(「なやぎ」ではないのか?) sikari MAR 丸い。 si:自分+kari:を回る。 sisakno MARE 希 somoka MASA まさか siseku MASU 増す suy MATA また、(再び) sak NATU なつ(夏) sumumuke NAYE 萎える sinrit NE 根 sir NA 大地(ない=地震の「な」) sik ME 目 sike NI/NO 荷(に)、乗せる、 siwnin MID 緑 simon MIG 右 siso MIG 右 sawot NIG 逃げる siw NIGA 苦い suwe NIR 煮る sum NISI 西 sik MIT 満ちる seki MIZO 溝 suy ANA 穴 sa ANE あね(姉)、ねえや seta INU 犬 situri NOB 伸びる sewri NODO 喉 sito MOT 餅 sesek NUK 温い soske MUK 剥く soy-osma NUKE 抜ける sampe MUNE 胸 senkaki NUNO 布 seru MUS むせる saka (歌の)折り返し sake さけ(酒) sam そば(側) sapa KASIRA 頭
思いつきなんですが、日本語で「着る」(上一段)を kir+nai、kir+masu、kir+.、kir+u+hito、kir+e+ba、kir+o というように書いて、「-r+nai」や「-r+masu」の 「-r」は発音しない、 「-ir+o」は「iyo」と発音する、というような発音規則で説明したらどうな るんでしょう?。 【下2段】 kiyeur+nai →「r」を発音しない kiyeur+masu →「r」を発音しない kiyeur+. →「r」を発音しない。→「r.」を「ru」と発音する。 kiyeur+u+hito→「eu」を「u」と発音する。→「e」と発音する。 kiyeur+e+ba kiyeur+o
アイヌ語で 「ロシア」を 「nucha」というらしい。 『アイヌ語法概説』 p.51。不思議といえば不思議。アイヌ語では「r」から始まる語は沢山ある。 「shi,si」もある。 二重母音の脱落:『アイヌ語法概説』p.11。これ自体は珍しいことではな い。一般に、だが、脱落した語形が残存し、脱落前の語形が残っていないと すると、どうやれば、原型を復元できるのか?。 強調母音からのHの出現。p.14。a→a:→aa→aha、 io,uoからのMの出現。ua→uwa→uma ao,oo,au,ouからのN音の出現。ao→ano ch の発生は ti と t+s。p.16 m←→n。p.18。 n←→r。 p→ch s→h。アイヌ語でも結構あるらしい。
r+n→n 上一段で
アイヌ語Kと日本語M、N kom まげる(曲げる) ku のむ(飲む) ki なす(成す) kor もつ(持つ) kari まわす(回す) kote むずぶ(結ぶ) ko 〜に ko 〜ない。知p.112。 kisara みみ(耳)。 アイヌ語Tと日本語T tuku つく(突く) teye つぶす(潰す) tuye たつ(絶つ) chari ちらす(散らす) chupu つぼめる(窄む)、すぼむ。しぼむ。
2001-06-18(月) 【XHR/XHS】 【XHR/XHSの動詞一覧、岩波古語辞典】 マッチするもの マッチしないもの あ あはし← 4段 N (渋柿の渋を抜く) あはせ← 合 下2 O アヒ(合)の他動詞形 あふり← 煽 4段 N 鐙で馬を蹴る、足振り? いほり← 廬 4段 O 仮住まい(庵)する おはし← サ変 N (・に、おわします) おほし← 生(おひ) 4段 O オヒ(生)の他動詞形 おほせ← 負、課、仰 下2 O オヒ(負)の他動詞形 か かはし←交、 代 4段 N かひ←交、替、買:4段 かはり←(交) 代、替、変 4段 O かへ←交、替、変:下2 かへし←帰、 返、覆 4段 O cf.もどし かへり←帰、 返、覆 4段 O きはり←剋、 切 4段 O 「きは(際)まり」か? こはし←毀、(壊) 4段 N こはり←強、(固、硬) 4段 O 固くなる こはれ←毀 下2 N こほり←(凝) 氷、凍 4段 O ←こり(凝)、固まる さ さはり←障 4段 O さへ←障:下2 さはり←触 4段 N サハリ(障)の転意 せはり← 狭 4段 N 「せば」「せま」 そはり← 添 4段 N 「そふ(添)」「そば」 た たはれ← 戯、淫 下2 O 「たはぶれ(戯)」 たふし←倒 4段 N たふれ←倒 下2 N つはり← 4段 N 子を宿す、悪阻 とほし←通、徹 4段 O とほり←通、透 4段 O な なほし←直 4段 O * D→N対応 なほり←直 4段 N にほし←匂、(染) 4段 O ×(染める) ぬはれ← 下2 N (物陰に潜む) は はひり← 4段 N (這い入る) はふり← 溢 4段 O アブレ(溢=あふれる)の転 はふり← 4段 N (羽振り) ひひり←飄、 沖 4段 O (飛び上がる) ほふり← 屠 4段 O ハブリ(屠)の転音? ま まはし←(舞) 廻、 4段 N まはり←(舞) 廻、 4段 N 舞と同根 や やはし← 和 4段 O 「柔(ヤハ)らかくする」 ら わ をはり← 終 4段 O オヘ(終)の自動詞形 * O:万葉集以前の用例が古語辞典にあるもの、N:ないもの。 【原音】 かはし 交 0040 kog →かはし かはり コウ かへり 帰 0148 kiu∂r →かへし かへり キ もどし こはり 固 0262 kag → こはり コ かため こほり 凝 0129 gi∂ng → こほり ギョウ さはり 障 1434 tiang → さはり ショウ たふし 倒 0084 tog →たふし たふれ トウ とほし 通 1317 tung →とほし とほり ツウ ひひり 飄 1484 piog → ひひり ヒョウ まはし 舞 1082 miuag →まはし まはり マイ (それらしくないもの) とほり 透 1319 tog → とほり トウ 通 こはり 強 0434 giang → こはり キョウ 固 こはり 硬 0910 ngang → こはり コウ 固 こはし 壊 0289 h^u∂r →こはし カイ こぼつ こはし 毀 0695 hiuar →こはし、 こはれ △ キ こぼつ なほし 直 0889 di∂k →なほし なほり ☆ チョク D→N対応 さはり 触 1201 tiuk → さはり △ ショク 障 ふれる きはり 剋 0145 k∂k → きはり △ コク とほし 徹 0451 tiat →とほし × にほし 染 0641 niam →にほし × 「ゼン」(漢音) にほし 匂 0166 国字 →にほし × 【原音の語尾での分類】 (k) きはり 剋 0145 k∂k → きはり △ さはり 触 1201 tiuk → さはり △ 「ショク」 なほし 直 0889 di∂k →なほし なほり ☆ D→N対応 (g) かはし 交 0040 kog →かはし かはり こはり 固 0262 kag → こはり たふし 倒 0084 tog →たふし たふれ とほり 透 1319 tog → とほり ひひり 飄 1484 piog → ひひり まはし 舞 1082 miuag →まはし まはり (r) かへり 帰 0148 kiu∂r →かへし かへり こはし 壊 0289 h^u∂r →こはし こはし 毀 0695 hiuar →こはし、 こはれ (ng) こはり 強 0434 giang → こはり こはり 硬 0910 ngang → こはり こほり 凝 0129 gi∂ng → こほり さはり 障 1434 tiang → さはり 「ショウ」 とほし 通 1317 tung →とほし とほり (t) とほし 徹 0451 tiat →とほし × (m) にほし 染 0641 niam →にほし × 「ゼン」(漢音) (国字) にほし 匂 0166 国字 →にほし × 【Q&A】 日本語の祖先は中国語?。 N 中国語からの借用であることの証明は出来るのか?。 ? なぜ、XHSに多いのか?。 借用語には特定の語尾を付けて借用する傾向がある。トラブる、バグる。 ドライブする。キャッチする。 アイヌ語との関係は?。 縄文語=日本語−借用語。 【XB】 あ あばれ← 暴、荒 あびせ←浴 あぶし←溢 あぶし←浴 あぶり← 炙 あぶれ←溢、 散 おばし← 帯 おびれ← (感覚が鈍い状態) おぼし← 思、覚 おぼれ← 溺 か かぶし←傾 かぶり←冠 頭、被 かぶり←齧 かをり←香 くばり← 配、賦 くびり← 縊 くぼし←窪 けぶり← 煙 こぼし← 覆、零 こぼれ← 覆、零 さ さびし←(さび←錆) 寂、淋 しばる← 縛 しびれ←痺 しぶし←渋 しぼる←搾 絞、 すばり← 統 すぶし← 隘 すべり← 滑 せばし← 狭 た たばせ← 賜 たばり← 賜 たぶれ← 狂 つぶし← 潰 つぶれ← 潰 とばし← 飛 とぼし←点 とぼし← 乏 な なばり← 隠 なぶり← ねばり←粘 ねびれ← (年取ったようになる) ねぶり← 眠 ねぶり← 舐 のぼせ←上 のぼり←上、昇、登 は はぶり← 祝 はぶり← 葬 はぶり←放、 屠 はぶれ←放 はべり← 侍 びびり← (気後れする) びびれ← 震 ま まばり← 眈? や ゆぶり←揺 よばし← (豆を水につけて柔らかくする) よわる← 弱 かはく←乾、干 くはし← 詳、細、麗 形容詞 せはし← 忙 形容詞 こはし←強、堅 形容詞 けはし←険 形容詞 くはせ← 食 「くふ」の他動詞形 くはへ←加、衡 きはみ←極 うばう さばき←捌 せばめ←狭 かひ ←飼 くひ ←食、齧 そひ ←添 こひし← 恋 形容詞 こび ←媚 すへ ←吸 かへ ←交、替、変 あほぐ しぼみ←萎、凋 かわき←乾 さわぐ←騒、噪 かわす 交 0040 kog →かはす たおす 倒 tog ◎ 「たふす。たふれ」。 なおす 直 0889 di∂k ○ まわす 舞 1082 miuag ◎ のぼる 登 0875 t∂ng △ .vs.くだる(降、下)。 こわす 壊 0289 h^u∂r →こはし (1) 古語辞典で集める。 (2) 古さ、語根性を検討する。複数の漢字があるもの。 (2) 漢和辞典で調べる。
【目・鼻・口・耳】2001-08-01(水) マッチするもの: め 目 0889 miuk まゆ 眉 0893 miu∂r はな 鼻 1557 bied くち 口 0199 kug △ cf.kut(p.216、kuttar:中空の茎、kuttom:喉、ア) くび 頸 1474 kieng △ 【「くび」は「頸」?】 うなじ 項 1469 h^ung ○ 【「くび」は「頸」?】 かお 顔 1476 ngan あし 足 1273 tsiuk うで 腕 1066 uan のど 咽 0230 en かた 肩 1054 kan あたま 頭 1474 duk て 手 0510 thiog  わき 腋 1065 diak 「エキ」「ヤク」 はら 腹 1067 piuk あご 顎 1474 ngak ぬか 額 1476 ngak 「ぬかづく」 つめ 爪 0807 tsog ソウ  きも 肝 1052 kan ほほ 頬 1474 kap ひたい 額 1476 ngak ひたい 題 1478 deg * 頁 1468 h^et 人間の頭、首、額、頚を表す意符。 すがた 肖 1053 siog あぶら 肪 1055 せ 脊 1061 tsiek マッチ?: しり 臀 1071 du∂n みみ 耳 1043 ni∂g かみ 髪 ひざ 膝 1069 siet はだ 膚 1069 piuag ひじ 肱 1054 kag ひじ 臂 1071 pieg へそ 臍 1072 dzer しり 臀 1071 du∂n うみ 膿 1071 nong マッチしないもの: かしら 頭 せ 背 1059 pu∂g くび 首 首=あたま+くび め 眼 ゆび 指 つら 面 また 股 1054 kag もも 腿 1067 tu∂r しり 尻 ひたい 額 ほほ 頬 のど 喉 むね 胸 1060 hiung こし 腰 1067 iog は 歯 しし 肉 1051 niok はだ 肌 1052 ki∂r くび 喉 つめ 端
【「くび」は「頸部」?】2000-05-28(日)。 「くび」の「び」は濁音なので、語源を捜してみる必要がありそうだ。 「くび」につき、『岩波・古語辞典』p.423 によると、 「古くは頭と胴とをつなぐくびれた部分。 のちに頸部を切り取った頭部すなわち頸部から上全部をいうようになっ た」 とある。前者の漢字は「頸」で後者は「首」らしい。 前者を「くび(A):頸」、後者を「くび(B):首」としておく。 「くびれたもの」という語源説はどうか?。「くびれる(縊)」は「首を しばって殺す」「(首のように)物の中ほどが細くせばまる」という意味。 意味的には「くび(A):頸」に繋がる。しかし、後代に「くび」から派生 したもののようである。(p.424)。 * 類語の「くぼむ(窪む)」もそれほど古い言葉ではなさそう。したが って、 (それが 「くびれる」から派生したかどうかは知らないが)、 「くび」の語源と見ることは出来そうもない。 「かうべ(頭、首)」から派生したという説はどうか?。「かうべ」の説 明には、「カミヘ(上辺)の転」とある。(p.275)。「くび (B):首」と の関係は認められるが、「くび(A):頸」とは繋がらない。また、これも 新しい言葉のようである。 「かぶ(頭、株)」との関係はどうか?。「かぶ」は結構大きな単語家族 を形成している語根のようである。その説明をみると、「かぶ」=「塊にな っていて、ばらばらに離れることのないもの」となっている。(『古語辞典』 p.328, p.217)。残念ながら、「くび(A):頸」とは繋がらない。 アイヌ語ではどうか?。rekut:喉、首(rek:さえずる)。 cis-ne-usi:く びれた所(cis-cis:削る)。kuttom:喉(声の出る所としての)。 sewri: 喉(前側、外も中も)、気管。音も違うし、そもそも日本語の「くび」とは 意味の捉え方が違うようである。 韓語ではどうか?。MWOK:首、項 (p.455)というのが上がっているが、 音が違う。 で・・、中国語の「頸:kieng」という中国語を考えると、もし、中国人が 「くび」を指して「頸部:kieng-bu∂g」と言ったとすると「きぇぶぁ」とな りそうで、音としては、なかなかよろしい(※1)。 また、「頸」には対語があり、「頸」は 「くび」の前の方で、 「項」は 「くび」の後ろの方、すなわち、「うなじ」だそうです。 「項:h^ung」は 「h^u:う、n:な、g:じ」と借用される可能性がある。これまた、なかなか、 都合がよろしいんではないだろうか?。 ※1 「くび」を指して「頸部」と言ったのか?。それとも中国人が単に 「頸:kieng」と言ったのを、「きぇ」と聞いて日本人が勝手に「び」 をつけて覚えたか?。 2003-04-09(水) 触(ふ)れる、触(さわ)る kere、tempa      触 1201 tiuk → さはり △ 「ショク」 現日本語 : 体がhureru、手でsaharu 現アイヌ語: 体がkere、 手でtempa 中国語  :     tiukには両方の意味がある。 古中国語と古アイヌ語とが混合して古日本語が出来た。 アイヌ語のtempaは手(tek)に由来する言葉だが、これが中国語系の tiuk に入れ替わった。 kere⇔here⇔here+suru⇔hureru tiuk⇔tiuh⇔siaha+suru⇔saharu 現日本語でH音系とK音系とで類似の語がある。 現日本語のH音は古日本語ではK音に近かった。 現アイヌK⇔H現日本語 古中国語K⇔H現日本語 「舞」という中国語の古音は「miuag」なので、日本語の 「まふ」に繋がる。 古中国語の「-g」語尾がどのような発音だったのか分からないが、無声なので現日本語のHに繋がる可能性はある。 h_to_k 2003-09-27(土) 日本語   アイヌ語 かばう   kasi-kewe かぶせる  kasi-kamu、kamu アイヌ語:kasiは「上」という意味。 アイヌ語:kamuは「おおう」という意味。日本語:「かぶせる」に近い。アイヌ語:kamui(日本語:「かみ」)に通ずるとされている。 2003-09-28(日) アイヌ語:asi と日本語:tatu アイヌ語:asiは 雨が降る    夕立 風が吹く    風立ちぬ 立ち上がる   立ち上がる 立ち止まる   立ち止まる 戸が閉まる   (対応なし?) 2003-09-28(日) ainu_p_jap_k アイヌ語のPと日本語のK 2003-09-28(日) shita1 舌 した べろ 2003-09-28(日) ainu_r_jap_s ra 下 ray 死ぬ ray すごく raw 底 raw-o-xx 沈む、潜る rak 味、匂い raci 澄む、静か rarak 滑る ainu_r_jap_t rat tan(痰)、ぬるぬるする。 rapapse 落ちる rap 翼 ramat 魂 rar-pa 詰める ramma いつも raye naderu rawe nozomu (sugaru?) rawne hukai rakur kiri racici burasagaru ramu 思う←(ramat:魂) ram 心←(ramat:魂) ram 低い←(raw:底、ra:下) ram-ram うろこ rayoci 虹 rar 眉 .pa == 2004-05-01(土) ひどい(非道い) どうりで(道理で)

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